今日は夕方から川崎市民ミュージアムの中庭(?)で公演している劇団「唐ゼミ」テント公演「ガラスの少尉」(唐十郎・作・監修)を見に・・・・
目的は「モデルと女優」の違いの再確認に・・・
面白かったです。面白いといってもポジティブな意味もネガティブな意味も含めて、そして芝居だけでなく、観客も含めてです。
100人程の観客は、多くの若い人と少しの老人。そして、私のような唐さん世代に少し「遅れてきた」時代を生きた人間がほんの少し。
唐十郎さんが暴れていた時代は、私の高校生時代。私の意識は花園神社の紅テントまではいかず、新宿西口のフォークゲリラまででした。
今日の観客の「老人」達は、その花園神社の紅テントや新宿西口事件の頃の唐さんファンの人達でしょう。
その後、私が唐さんを意識したのは、フリーになってしばらくして、合田佐和子さんという美術家が唐十郎作「下谷万年町物語」のポスターをポラロイド8X10で撮影するというので、合田さんのアシストに唐さん稽古場にロケに行った事ぐらいで、本人がいらしたもかハッキリせず、李礼仙さんはいたような気がします。でも、ベトナム戦争「戦中戦後」を体験し、昭和の最後のイデオロギーの「時代」を経験した事は重なります。
観客の若い人達は、唐さんの「孫」世代・・・ 「ガラスの少尉」が作られた時代背景を「知識」としては知っているでしょうが「理解」できているのか・・・ それは役者さんも同じ。 濃い時代を強く受けて生まれた作品を、今のような薄い時代に上演するのは、なかなか大変のようです。
そして、もう一ついや、二つ感激したのは、この劇の発端に登場するエメロンシャンプーのCMとハニー・ナイツのCMソングの完成度の高さ・・・・ そして、このCMを発端にここまで芝居を展開させる、鋭さと創造力・・・
このCMとTUBAKIのCMの最新バージョンの素人さんが登場編を比べると・・・
女優さんと、モデルさんの違いの再確認もしっかりできました。
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