出張撮影です。
「出張撮影」、たぶん写真館用語です。
明日は、上場企業400社以上が決算発表をするという「特異日」を前に、今日は出張撮影で、某社の役員さん達の撮影です。それぞれの役員さんを正面、左右の3カットづつ撮影します。
ライティング解説です。
4灯使っています。特徴は傘トレのメインライトです。左右に2灯ありますが、同時に使用する訳ではありません。
正面とカメラから見て左向きの撮影の時は左のライト、右向きの時は右のライトを使用します。
高めの位置にしているのは、老眼メガネ対策です。
トップライトはグリッドを付けて使用します。頭に当てるのではなく、スーツの肩に当てる感じにします。ダーク系のスーツと明るめのスーツでは出力を調整します。
また、御髪の薄い方にはトップライトの角度を変えて、頭にまわる光量を変えて「光らない」ようにします。
バックライトもグリッドを付けて、背景にグラデーションを付けます。
隠し味は下の写真、カメラの真上のナショPと呼ばれている、ナショナル製のグリップタイプのPE400です。メインストロボをメガネ対策で高い位置にしている為に、キャッチライトが入りにくくなります。そこで、PE400をトレぺでデフユーズして目にキャッチライトを入れるために、弱い出力で発光させます。
このライティングで、この会社の役員さん達を20年以上撮影しています。
この手の撮影で大切なのは「継続」性です。以前に撮影した役員さんの写真と、今年撮影した写真と同じライティングである事が重要なのです。
デジタルになり、ライティングではどうしても揃わない場合は、画像処理で対応できるようになり、完成度が高くなりました。
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