カメラマンの皆様へ・・・というお知らせが、某雑誌社の編集部から郵送されてきました。
「チョイ悪オヤジ」や「艶女」(アデージョ)なる言葉を流行らせた雑誌の編集部からです。
曰く、
・タイアップページは編集ページより、ページ当たり5,000円高かったのですが、これからは同じにする。
・デジタル画像のレタッチ代は自分で作業をしても外注でも、1点あたり10,000円までとする。
・デジタルカメラレンタルの場合は、50,000円までとする。それを超える場合は相談をしてくれ。
というものです。
理由としては、創刊6年、雑誌は順調だが紙代の値上がりや雑誌をとりまく環境が厳しくなってきていて、厳しい環境のなかで、雑誌を安定的に発行し続ける為・・・ とありました。
これって、少し変です。「雑誌を安定的」に発行するためなら、その雑誌を創っているフォトグラファーやライターやスタイリスト等の外注クリエーターたちのモチベーションを下げるような事はどうかと思うのですが・・・・ たぶん、社員の編集部員の結構高いお給料は「雑誌を安定的」に発行するために下げはしないでしょう。
ちょっと、話は違いますけれど日本の組合のあり方に疑問を持つ事があります。
最近は少なくなりましたが、以前は出版社でも春闘やボーナス闘争をやっていましたが、組合員の編集部員はストに入りますが、管理職の編集部員はストに入らず、フリーの我々も作業を続けるので雑誌はできてしまいます。組合から「我々はストに入るから、あなたたちも作業を止めてください。解決したら作業をしましょう。組合が責任をもちます。」なんて事は一度もありませんでした。組合員の待遇を守るが、外注者の待遇には片目をつぶってしまうようです。
こんな事していたから、編集長、福編集長が社員であとは殆ど契約や編プロまかせの雑誌なんかが増えてきて、結局自分たちの首を絞める事になってしまったのでしょう。
親爺のたわごとでした。・・・・
たわごとついでに、もう一つ、嫌なニュースです。
東京に3つの営業所をもつシグマラボというコダック系のプロ用の中堅現像所があります。堀内カラーさんの子会社なのですが、3月31日をもって堀内カラーに吸収合併される事になり、営業所は廃止される事になったと、営業の方が挨拶にいらっしゃいました。
フジ系のラボからも、良い話は聞きません。
フィルム、いよいよ正念場のようです。
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