今日は、APA日本広告写真家協会の賀詞交換会。
ちょっと、遅い感じですが、まあ、小正月ということでしょうか・・・・
業界のいろいろな方々がいらっしゃいますが、今日もある現像所の方から、あまりよくない話をお聞きしました。
デジタル化でいくつかの産業が消えていきましたが、私の業界では、まず最初に殆どなくなってしまったのが、写植屋さんです。99%無くなってしまいました。次に、少なくなったのが製版屋さん。これも写真より先行してデジタル化が進んでいたところに、写真の世界もデジタル化したために危険水域に・・・・
次に、危ないとしたら、やはり写真のフィルムでしょうか・・・・ 設備産業であるフィルム作りは、ある量以上作らないと確実に赤字になります。世界的にみても、もう使用量が増える事はないでしょうから、使用量が下げどまらない限り、無くなるという事はないでしょうが、確実にフィルムの種類は減り、値段も更に上がり、メーカーも減っていくでしょう。少なくとも、プロが仕事でフィルム撮影をするという事は、殆ど無くなるでしょう。
あまり知られていませんが、フィルムの使用先で重用なのは映画フィルムという事です。
ハイビジョンでの撮影もありますが、映画の映写機にはフィルムをとおします。
各地の映画館で上映するためには、相当のフィルムが必要です。またTVのCMも大部分がフィルムで撮影されています。動画撮影の世界もデジタル化が年々進んでいるようですが、映画館をデジタル化するには、かなりの金額が必要なので、この部分のデジタル化が進まないかぎりまだ大丈夫なようです。
来年の賀詞交換会はどんな話題がでてくるのでしょうか・・・
ブログランキングへ参加中です。
クリックお願いします。