デジタル化ができない写真家の運命 1月25日(木)
「いなくなっちゃった。アメリカは肉食の国ですから、それでいいんですよ。それとか、中国とかそういう国は肉食の国ですから、そうなりますね。
ただ、ヨーロッパは、昔はそれほど肉食でもなかったのですけれども、東欧が一緒になったじゃないですか。要するにチェコとかその辺が一緒になった途端に、賃金が3分の1なんですって。それでできてしまうので、ヨーロッパも肉食になってしまいました。
だから、そういうコストダウンができないような、コストダウンに生き残れないそういう人たちは、仕事が来ないという話になってしまった。ごく有名な人はいつでも来ますよ。本当に有名な方はね。・・・・・」
今日は、まる1日デスクにかじりついて、原稿2本入稿。上はその内の1本で、今日のタイトルの質問を、製版印刷のデジタル化の初期から携わっているマスター郡司さんにしたときの答えです。
製版印刷と写真の両面から、写真のデジタル化を見続けているマスター郡司さんだけに、つまり、我々プロフェッショナルフォトグラファーが写す写真の最終成果物の殆どの「印刷」のみにフォーカスを絞って、時代を見ている人の発言だけに衝撃的です。そこには、経済合理性という基準が貫かれているだけに「情」は入っていません。さて日本は・・・・

2本目は、来週アップのismコンシェルジュです。担当プロデユーサーのノゾミちゃんが「いいんですよ。できあがるまで、帰らないでまってます。」なんて、電話でやさしく言うので焦ってしまいました。締め切り1日と2時間半遅れで無事?入稿。次は締め切り守ります。

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by mash_boss | 2007-01-26 03:20 | 写真世界等々 | Trackback | Comments(8)
Commented by kashin at 2007-01-26 07:54
合理化は誰のため?なんて考えるのは甘いんでしょうね。
一部の勝ち組と多くの負け組み、みんな幸せは夢の中だけなんでしょうね。
Commented by KOKI at 2007-01-26 08:19
デジタル化=コストダウン、でも要求は高品質化ということですね。
そこで消耗してしまわないよう自分に高い目標を与えてそれを達成して
いかねばならないんでしょうね。
怒鳴られるより「いいんですよ。できあがるまで、帰らないでまってます。」
なんて言われるほうがよっぽどこたえますねぇ。
Commented by aricom at 2007-01-26 09:47
こにゃにゃちは!
サービスとコスト・・・・両方を求めるのが現場の事など何も知らない消費者。弱肉強食化による格差社会・・・・益々進む傾向なんでしょうねぇ。
「年収1千万で勝ち組?へっ、仕事があるだけで勝ち組だ」・・・・・という記事を見た事がありますが、笑い話じゃないみたいです。
Commented by でんきがま at 2007-01-26 17:27
女性を待たせるなんて。。。。。。。
いけませんねぇ。




なーんてうそです。
待たれると余計に文章が進まないその気持ちよくわかります。
と想像しながら次の回を楽しみにします。
Commented by mash_boss at 2007-01-28 08:13
kashinさん、印刷のデジタル化で技術が上がったのは、それまで低かったアメリカで日本に追いついてきたとの事です。
Commented by mash_boss at 2007-01-28 08:17
kokiさん、男は女性にはよわいですよね~!
私だけではありませんよね。(笑)
Commented by mash_boss at 2007-01-28 08:22
aricomさん、デジタルは同じ土俵での格差ではなく、いきなり土俵が違ってしまう、革命のような気がします。
Commented by mash_boss at 2007-01-28 08:23
でんきがまさん、同じ事は、もうしないようにします。
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