ディープインパクト。12月24日(日)
有馬記念のディープインパクトで今日は盛り上がっていますね。
もう10年ちょっと前に「競馬フォーラム」という競馬雑誌の立上げにお付き合いをして、2年ほどMASHのフォトグラファー達が競馬の写真を写していた時がありました。
ちょうど、オウム真理教が話題になっていた頃です。毎週のように日曜は、東京か中山に行っていました。競馬界は金杯で始まり有馬記念で終わります。
美浦のトレセンにもいきました。栗東のトレセンにもフォトグラファーを行かせました。ばんえい競馬にも取材に行ったフォトグラファーもいました。私は、フィリピンのサンタアナという競馬場や韓国馬事会の取材にも行きました。
馬券も買った事もないくらい、競馬は素人でした。でも、なぜ引き受けたかというと、やったことの無いジャンルだったのと、レースの写真だけではなく、競馬界全体をルポする雑誌だったからです。スポーツカメラマンでは撮りきれない要素があったので、編集側もMASHに撮影依頼をしてきたのでしょう。
美浦のトレセンで蹄鉄師を8x10で撮影したりしました。これって、競馬雑誌としては、かなり異例です。
もちろん、その頃も武豊さんは有名でしたが、私が感動したのは、岡部幸雄さんでした。職人という顔つきと、お歳なのにガンバっているのにです。
やっぱり、難しかったのは、ゴールに走り込んでくる馬を正面から望遠で撮影してピントの合った写真を写すことでした。素人の私は、300mmで撮影をしましたが、スポーツ新聞のカメラマンや、スポーツ専門のフリーのカメラマンは手持ち600mmでピントのきちっと合った写真を写していました。当時のカメラはEOSー1Nをつかっていました。スポーツカメラマンはキヤノンのプロサービスで、通常よりピントが合うスピードが早くなるようにレンズを改造して使っていました。
大変だなと思ったのは、日曜日に競馬場であうスポーツ新聞のカメラマンが、普通の日には、当時オウム真理教の本部があった広尾にあるビルの前で張っているのを、スタジオ撮影の帰りに車ごしに見た時でした。また、船橋競馬場に石崎さんという騎士を取材に行ったときに、競馬場の人から、撮影許可証を受け取る時に「自分の安全は、自分でまもってください。」といわれた時はビックリしました。けっこう地方競馬場はガラが悪いのです。
その、当時は競馬ブームで随分競馬雑誌が創刊されましたが、競馬ブームが下向きになるにつれ、Netが発達するにつれ廃刊になった雑誌もあるようでが「競馬フォーラム」は健在のようです。
いろいろ勉強になった仕事でした。今、同じ仕事依頼が来たらどうしましょう。引き受けたい気持ちはありますが、400mmのレンズを付けたカメラを肩に、28-70を付けたカメラと、80-200を付けたカメラももって、カメラバックももって、あの広い競馬場を1日中動き回る体力は・・・・?
スポーツカメラマンは、皆さん良い体をしています。特に腕は筋肉隆々です。

ブログランキングへ参加中です。クリックをお願いします。
by mash_boss | 2006-12-25 00:28 | 写真世界等々 | Trackback | Comments(6)
Commented by illy23 at 2006-12-25 01:12
懐かしいです。
僕がアシスタントの頃ですから、本当に随分時間が経ったものです。
この仕事が事実上僕のデビュー作となりました。
始めて雑誌に採用された写真がいきなり表紙でしたから。
本当にありがとうございました。
お陰さまでその後MASHを辞めてから、スポーツカメラマンとして10年もの長きにわたりオリンピックやワールドカップを取材できるまでになりました。
3年前にそのスポーツフォトにも区切りをつけてイタリアに渡り、ファッションや旅行に食といった分野で今もこうして写真の世界に居れるのは、ひとえにBossのお陰である事は言うまでもありません。
本当に感謝しています。
これからは日本ですので、末永くご指導ご鞭撻ください。
よろしくお願い致します。
GON
Commented by mash_boss at 2006-12-25 08:31
GONちゃん、そうだったね。
アマチュア時代から、スポーツ写真を写したくて九州から上京してきたんだったよね。
ベースはどこでも同じ。色々な意味で、目的にあった良い写真を写さなければ、フォトグラファーとしては、やっていけないという事。
2007年は東京でのスタート、がんばって!
Commented by falcon65 at 2006-12-26 07:36
こんにちは
tokaさんが九州から来た際に、都合が合わずお邪魔できなかったfalconです。
実はこの頃細田さんのご紹介で、MASHにお邪魔した事があります。
競馬の写真が撮れますか?という伏見さんの課題に、浦和競馬場で馬の写真を撮ってみましたが、
スポーツ写真の経験が乏しいため満足のいく写真が撮れずそのままMASHへの足も遠のいてしまいました。
その節はお世話になりながらたいへん失礼してしまいました。
今のMASHの仕事内容からは競馬との関わりが見えなかったので、
なぜあの時競馬写真の話が出たのか謎だったのですが、これで氷解しました(笑)
今でも伏見さんの名刺は大切に保管中です。
Commented by mohtakec at 2006-12-26 16:33
通信社の配信記事でしたが、今朝の当地の英字新聞にもディープインパクトの記事が掲載されていました。

先般のアジア大会期間中、日本のスポーツフォトエージェンシーのスタッフが何人かうちの泊まっていましたが、
早朝から深夜までのハードな仕事振りにビックリ。皆さん、殆ど寝てなかったですね。
私には到底勤まらない職業だと思いました(汗
Commented by mash_boss at 2006-12-26 17:49
falcon65さん、そうでしたか!
懐かしい思いでですね。年があけたら是非あいましょう。
ご連絡をお待ちしています。
Commented by mash_boss at 2006-12-26 17:55
mohtakecさん、報道系のカメラマンは、本当に体力勝負勝負です。また、撮影対象のことを、よく知っていないと良い写真は撮影できません。
餅は餅屋という諺がピッタリです。
<< ポートフォリオ 12月25日(月) アサヒカメラ & 900回です... >>