6月25日(日)シリーズ重い写真3・べ平連
6月25日(日)シリーズ重い写真3・べ平連_b0069507_0251497.jpg時は1971年2月6日、東京は赤坂見附の弁慶橋を渡ったところにある、清水谷公園です。
この頃、毎月第一土曜日にべ平連(ベトナムに平和を市民連合)の定例デモが行われていました。
べ平連は作家の小田実氏らが主催する、市民団体の反ベトナム戦争の市民組織でした。
べ平連の定例デモは、反戦平和の意志さえあれば、一人でもさんかできるデモでした。
でも、やっぱり日本共産党系の人は来ませんでした。
この日は、アメリカの北爆開始6周年とラオス侵攻に反対するデモでした。

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通常は、比較的にのんびりしているデモなのですが、この日はヘルメット姿の、学生、高校生も参加して、チョット過激な雰囲気です。ジグザグデモ有り、フランスデモありでした。

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デモのコースは、清水谷公園ー赤坂見附ー溜池ー新橋ー数寄屋橋ー土橋というコースでした。
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数寄屋橋付近です。SONYビル、東芝ビルは今も変わりありません。
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我々敵のひとつ「私服」です。
彼らもカメラを持ち「証拠写真」としての写真を撮影すべく、我々にカメラを向けます。
我々も負けずに彼らを撮影します。当時、新潟地裁で「公務中の公務員は肖像権は無い。」という判決が出て、多に勇気づけられました。
「写真」は使われ方により、色々な意味を持ちます。


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by mash_boss | 2006-06-26 00:51 | 写真世界等々 | Trackback(1) | Comments(4)
Commented by KOKI at 2006-06-26 01:38
「重い写真シリーズ」ずっと拝見していますが、喧騒と熱気とがひしひしと
伝わってきて、写真がムービーのように動きだしそうですよ。
どんどんせまってきて見ていてわーっと声が出てしまいそうになりました。
Commented by mohtakec at 2006-06-26 03:13
この写真が撮られた当時、私はまだ生後半年も経っていませんから、
当然覚えているはずはなく、まるでどこか違う国の光景のようで、
でも見覚えのあるビルが背景にあることで、あぁ日本なんだなと我に返り。
このシリーズは写真の持つ強さの一つをとても感じます。
Commented by mash_boss at 2006-06-26 06:32
kokiさん、ある意味、面白い時代でした。
何かを変えられるかもしれないと思えた時代でした。「予定調和」も「時代の閉塞感」もありませんでした。だから、自殺も、マニアックな少年犯罪も、今ほど多くなかったと思います。
昔を懐かしんでもしょうがありません。今を生きなければ。
Commented by mash_boss at 2006-06-26 06:34
mohtakecさん、「写真」使い方によって、様々なメッセージを発信します。作者の意図を越えて・・・
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