
3日間の、缶詰撮影からかえってきました。拘束時間は、3日間で48時間くらいになりました。
今回の、最大の収穫は「太陽は一つ」の撮影を実践できた事です。
よく、仕事で撮影をするときに「太陽は一つ」と言われますが、実際に撮影にはいると、色々気になり始め、太陽は一つどころか。沢山になってしまいます。
また、若い頃、ライティングができるようになると、ライトをたくさん使うのが楽しくなって、必要以上にライトの数が多くなります。商品撮影が好きなフォトグラファーは、、単品切り抜き撮影等では、自分流の多灯ライティングを生み出し、ズーッとそのまま行くようです。
私のような、気の多い、雑食広告系フォトグラファーは、この歳になると「枯れる」とか「わび」「さび」(ちょっと、大げさです。)を求めるようになります。シンプルにシンプルにです・・・
「太陽は一つ」を求めるようになります。
CDやADも同じようです。若いCD,ADは写真撮影のディレクションをするにしても、自分の形にはめようとします。
でも、ある程度ベテランで、できるCD,ADでクライアントの信頼があるディレクターは、私達フォトグラファーを解き放ちながら、最後は自分のものにしていきます。見事です。
今回の撮影で、CDとの合意は「自然光風で、ドキュメンタリー風に。」これをスタジオで追いかけた結果「太陽は一つ」になりました。
昔、サントリーのウイスキーのコピーに「なにも足さない、なにも引かない」という見事なコピーがありました。
ライティングにも、あてはまる言葉です。
ブログランキング参加中です。
ここのクリックをお願いします。