今日は朝10時からロケです。
朝の明るい洗面所のライティングを組みます。
さて、このライティング、誰が組むとおもいます?
アシスタントの三次君なのです。
ロケの前日に、どんな雰囲気のライティングにしたいか、ライトソースは何にするか、絞りはどのくらいにしたいか、レンズは何ミリ位を使いたいか等を、数分打ち合わせをします。
当日、現場に到着すると、三次君は清水君に指示をしながらライトを組んでいきます。
私は、それに若干修正を加えてOKです。
アシスタント君も、このレベルになると最終段階です。自分の世界を創れるようになります。
私も含めて、周りのデザイナーや編集も三次君に撮らせても大丈夫と思うようになります。
ここまで、くるのに三次君の場合は、父上のスタジオで2年、MASHで2年と4ヶ月修行(?)しています。
フォトグラファーの楽しみは、アシスタントが育って行くことです。
多くのアシスタントを見ていて、色々なタイプの子がいます。
右上がりのグラフのように、順調に伸びる子、比較的早く急カーブで延びて、後はユックリ伸びる子、最初は全くだめで、ある時から爆発的に伸びる子・・・・
フォトグラファーを目指している方、現在、アシスタントをしている方、もう何回かこのブログでご紹介しましたが、近代写真の父と言われる、スティーグリッツが言った言葉を贈ります。
「大切な事は「もの」を見る目なのだ。技術はだれでも4年もあれば覚えられる。」
これは、4月29日にご紹介した
CD、F氏の意見と重なります。
長い時を経て、デジタル何んか、想像すらできなかった時代のフォトグラファーと、デジタル最前線のCD氏が重なる、写真って面白いです。
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