世の中、うまくいかないもので、今週の前半は比較的余裕のあるスケジュールでしたが、後半は今日から撮影4連チャン。しかも、その1日目の今日は、すし詰めの日です。
まずは、化粧品の集合切り抜きと、単品切り抜きです。
化粧品の単品の撮影の難易度は比較的「高」です。理由は商品のデザインが凝っているからです。その表現には色々な撮影のメニューがありますが、今回は「中」で撮影です。
それでも、アオリの量がTSレンズより必要なので、4x5のカメラに5Dを付けての撮影です。
基本の撮影セットは昨日の夜に組んでおいて、10時から15時までで4カット撮影しました。
16時~17時30分で、21日撮影分のオーディション、男女10人です。
AD、D、プロデユーサー、スタイリストがモデルさんのブックを見、本人の面接をし、ラフスケッチに合わせてデジカメで4ポーズずつ撮影をしました。
次は、某大企業の新聞広告用撮影です。
今回は、レンタルが開始されはじめた、フェーズワンのP45をレンタルしました。
格好良い、専用ケースに入ってスタジオにやってきました。ちなみに、本体のお値段は¥4,400,000,-です。
P45の画素数は3900万画素。1枚のデータ量はカタログ上では117MBと書いてあります。新聞広告なのになぜP45かというと、アオリの量が必要だからです。本当は、同じフェーズワンのH20でOKですが、H20 が空いていなかったのでP45となりました。
「デジタル撮影では、フォトショップでパースを直せばそれでOK。」等と書いてあるデジタル撮影の解説書がありますが、それは大間違いです。そんな事いっては失礼ですが、ビューカメラのアオリの事をよく知らない筆者が書いている場合が多いようです。
パースはフォトショップでも修正可能ですが、ピントを深くするにはアオリでするほうが簡単です。また、パース等もアオリで光学的に修正しておいて、フォトショップで修正する方が、画像処理の時間も少なくて済み、自然な仕上がりになります。
アオリは奥くが深いのです。
さて、この撮影は、後の画像処理を考慮し16bitでの撮影です。16bitになるとフォトショップCSⅡのありがたさが身にしみます。これで、インテルMacにネイティブに対応するフォトショップが発売されれば、スピードも速くなり、1枚で200MBくらいのデーターを扱ってもだいぶ楽になるでしょう。
この撮影の被写体は、化粧品と異なりデザインも簡単なものですが、撮影方法は最高レベルでの撮影です。大手代理店のクリエイティブの仕事なので、納品する形態も美しくなければなりません。1カットの撮影ですが、4時間かかりました。
22時から~24時30分まで、明日納品の
2月4日に撮影したコマーシャルフォト用データの簡単な画像修正をして1日終了。
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