昔、プロ用のVTRカメラが3/4インチのテープを使用していた頃、VTRカメラマンとテープの入ったVTRレコーダーを持ったエンジニアは、ケーブルに繋がれて、2人1組で撮影をしていました。
ニュース等を見ていると、カメラマンが殺到する現場でもカメラマン+エンジニアが殺到する混雑する現場は大変だな~ なんて見ていました。
その後、VTRカメラがベータカムになり、ケーブルで繋がれなくてもすむようになりました。
さて、我々の撮影現場ですが、フィルム撮影ではスタンドアローンでしたがデジタルカメラになり「ひも付き」になってしまいました。
スタジオで撮影の場合、ストロボを使って、大きい画面で画像確認をしようとすると、カメラからでるコードは、ストロボのシンクロコード、PCとカメラを繋ぐコード、カメラの電源コードの3つが必要になります。
充電を繰り返しても、へたらない電池が開発され、画像をPCまで無線で飛ばす装置が安価でになるまでは、当分「ひも付き」の現場が続きます。
この「ひも」は、PCより先、デザイナーやクライアントにまで繋がっているようで、時としては、デジタルは、フィルムより不自由さが増えたような気がします。
そういえば、以前、
JPSの座談会で新聞各社の写真部(新聞社によっては、この名称が消えてしまったところもあります。)のデスクの座談会で「現場のカメラマンと、新聞社内の写真部のデスクが無線でリアルタイムに繋がり、現場のカメラマンに撮影指示ができるような方向にしたい」みたいな事をいっていました。
デジタルは、無線でも有線でも「ひも付き」という事でしょうか?
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