見るべき、今年最初のクラッシク写真展。         015/365       1月15日(金)
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今夜は、久しぶりのライカギャラリー銀座のオープニングレセプション。

写真展は、ワーナー・ビショフ写真展

ビショフの見た戦後 ~普遍たるもの~」。


ワーナー・ビショフを知ったのは、1960年代半ばの『アサヒカメラ』か『カメラ毎日』。

その時点ですでに亡くなってから10年以上経っていたけれど、

「いい写真だなぁ…」と、強く心に残ったのを今でも覚えています。

とても渋くて、静かに刺さる写真たち。


Werner Bischof(1916–1954)は、チューリッヒ生まれ。

美術学校で写真を学び、スタジオやファッション写真からキャリアをスタート。

第二次世界大戦の取材をきっかけに報道写真へ転向し、1949年にマグナム・フォトに参画。


1951〜52年には約10か月日本に滞在し、占領下の日本で

「伝統」と「アメリカの影響」が交錯する瞬間を撮影。

日本を拠点に、沖縄や朝鮮戦争の取材も行っています。


1954年、ペルー・アンデス山脈で取材中に事故に遭い、38歳で逝去。

短い生涯でしたが、写真は今も静かに、強く語りかけてきます。


久しぶりに、背筋が伸びる夜でした。


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ハゲタカ」というこの写真。

朝鮮戦争の休戦協定を取材する、従軍カメラマンやプレスフォトグラファーたちの群像。


見ていて、まったく飽きない。

フレームの中にいるフォトグラファー一人ひとりに、

それぞれの背景や覚悟、物語を勝手に想像してしまいます。


撮っている側が、同時に“撮られている”という不思議な緊張感。

さすが Werner Bischof


そして、写り込んでいるカメラや機材たちにも目がいく。

時代を背負った道具の存在感に、フォトグラファーとしては興味津々。

写真は、被写体だけでなく「現場」そのものを写すんだな、と改めて思わされます。


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今夜のレセプションでは、

ワーナー・ビショフの息子さん、Marco Bischof がご挨拶。


父・**Werner Bischof**** は、マルコさんが4歳のときに他界。

それでも現在、マルコさんは映画監督・キュレーターとして活動しながら、

父の遺志を継ぎ、作品のアーカイブ管理や写真集の編集・出版に深く関わっています。


ワーナー・ビショフの写真は、

単なる記録や報道を超えて、

「人間性」や「真実」に深く踏み込み、

写真家自身の世界観信念をどう写すか、を常に問い続けていたように感じます。


写真は事実だけじゃない。

その奥にある、人の気配や思想まで写すもの——

そんなことを、静かに思い出させてくれる時間でした。


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印象に残った一枚。

1951年、天皇陛下の行列を見に集まった、日本の子どもたち。


アメリカ占領下、今から75年前の日本。

今の子どもたちのように、こぎれいではない。

でも、そのまなざしは真っ直ぐで、強い。


この子はいま、80歳くらいでしょうか。

戦後の混乱から高度成長へ——

きっと、日本の成長を足元から支えた人生を歩んできたはず。


**Werner Bischof**の写真は、

時代を写しながら、

その先の「人生」まで想像させてくる。


写真って、未来に向かって問いを投げるものなんだな、と。


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Leicaのレセプションの楽しみといえば、

やっぱりシャンパンと、このフィンガーオードブル。

毎回ほんとにお洒落で、そしてちゃんと美味しい。


今夜は6種類のオードブル。

Leica Gallery Ginzaのプロショップの方で、

JPSの某女子&某編集者と座っていたら、

ウエイターさんが入れ替わり立ち替わり、

全種類を運んできてくれました。


こうなると、当然シャンパンも進むわけで。

良い写真と、美味しいお酒と、最高のおつまみ。

結果、望外に最高な夜に🍾


ワーナー・ビショフ写真展は、

Leica Gallery Omotesando

Leica Gallery Kyoto Gion でも、

それぞれ違う構成で開催されます。


表参道は絶対行く。

できれば久しぶりに、京都・祇園のLeicaギャラリーにも行きたいなぁ。


写真展の詳細は、ぜひチェックしてみてください。

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帰りの**数寄屋橋**。

……雪です!❄️


シャンパン飲みすぎたかな〜と一瞬目を疑ったけど、

いやいや、これはホンモノの雪。


イベントでもあった?

それとも東京の気まぐれ?

不思議東京!



by mash_boss | 2026-01-16 10:53 | 写真展 | Trackback | Comments(0)
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