写真を仕事として写している人を、日本ではカメラマン、ちょっとアートがかったり、年輩になると写真家と呼んだり自称したりします。
もう随分前から、アメリカでカメラマンというと動画のカメラマンや新聞社・通信社の写真記者の事でした。
英語でcameramanの本来の意味は映像技師です。
昔々は映像技師の仕事は100%男性だったのでmanになったのでしょうか?
時代は進み、写真を写す人をカメラマンと呼ぶ事に「異議」を唱えたのは、たぶん1960年代の半ばのアメリカで、写真を写す事を仕事にしている女性「カメラマン」だったようです。
当時は、ジェンダー平等の意識は、今ほど無かったと思いますが、女性なのに「マン」は無いでしょうと言い始めました。
という事で、フォトグラファーという呼称・自称になったようです。
今、アメリカ映画のエンドロールを見ていると、動画のカメラマンは、camerao peratorと表記されています。
以下のような定義も見つけました。
・「カメラマン」はプロ、アマチュアを問わずに、写真や動画を撮る人のこと。
・「フォトグラファー」は写真を撮ることを職業としている人のこと。
・「写真家」は写真を撮る職の中でも、より芸術分野の中で活動する人のこと。
今日の写真は、その60年代1967年に公開された、巨匠ミケランジェロ・アントニオーニ監督の「欲望」のDVDジャケットです。
カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞し た映画です。
映画公開時のポスターのデザイン構成も同じようなものです。
ロンドンのフォトグラファーが主人公で、カメラの扱い、撮影セットの様子が実際の現場に近いという事で、当時フォトグラファーの間でも話題になりました。
立木義弘さんが「でもモデルの上に乗ったりはしない」と「カメラ毎日」誌上で発言していたのを読んだ事があります。
登場するカメラはNikon FとHasselbradです。
私も、もちろん映画館で見ました。
それにしても、原題Blow-up(写真用語で引き伸ばし)が何故邦題では「欲望」になるのでしょうか・・・
題名といい、使用された写真といい、誤解させるのが目的だったのでしょうか

フォトグラファーの実態って、元々わからなかったですが、デジタルとWeb,SNSの時代、さらにAIが加わりますますわからなくなっています。
