AIアップスケーリングは凄いらしい!?     203/366     7月21日(日)

AIアップスケーリングは凄いらしい!?                       203/366                            7月21日(日)_b0069507_02561589.jpg17日に発表されたEOS R1とR5MkⅡの新機能で、広告系フォトグラファーとしては「AIアップスケーリング」が気になると書きましたが、その性能はやはり凄いらしいです。

DigitalCameraWorldは「Oh,My God キヤノンのカメラ内AIがすべてを変えようとしています。」と記事にしています。
AIアップスケーリングは、センサーから直接、使用したレンズ、光学式によって生じる収差、ISO感度とノイズ、絞りとホワイトバランス、ビット数等を認識して処理をするので、これらの多数の要素を推測して処理せざるを得ないサードパーティー製の画像処理ソフトより、遥かに良い結果が得られるようです。

その成果は簡単に書くと、良質な画像で
・画像を400%大きくできる。
・カメラ内のISOノイズを2ストップ除去でる。
ようです。

その結果として、同誌は「EOS R5 Mark IIは本質的に高感度に強い1億8千万画素のカメラになった」とまで書いています。
もう、なぜわざわざクレイジーな解像度の高価なセンサーを作る必要があるのか?との疑問も呈しています。
画像センサーを自前で作ってきた強みなのでしょうか?

そして、CANONはAIアップスケーリングはカメラ内の処理だけでは本格的には使いにくいのをわかっていて、自社のRAW現像ソフトウェアのDPPに実装しているとの事です。
更にDPPの利用率が低いのも理解していて、PhotoshopやLightroom等のADOBE製品向けのプラグインをリリースしているとの事です。
要は、AIアップスケーリングがPCやMac上で普通に使用できるのです。
さすが、長年プロを相手にしてきたメーカーです。👏

ただし、現在はJPEGやHEIFでしかAIアップスケーリングは使えず、RAWデーターに対応していなようです。
私個人的には、これからはHEIF形式を注目する必要があるのではと思います。
Rawで1億8千幡画素を処理したら、データーも大きくなり、PCの能力もストレージの容量も必要になります。
HEIFはJPGとRawの縛りから抜けさせてくれるのではないでしょうか? 

CANONのAIアップスケーリングは、エポックメーキングな機能だと思います。
他社は、サードパーティーのレンズメーカーはどう対処するのでしょう。

デジタルの進歩には終わりが無いようです。




by mash_boss | 2024-07-22 07:28 | カメラ | Trackback | Comments(0)
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