「写真は楽しく」無い、今日は暗いニュースです。
特に広告写真撮影業界にとって悲しいニュースです。
会社にとって経理がいかに大切か、そして新型コロナウイルス禍の影響がジワリと効いているかがわかる、身につまされるニュースです。
他山の石としなければ・・・
大手の、写真撮影を祖業とする独立系映像制作会社が喘いでいます。
９月20日に、事業再生ADR手続の正式申込をしました。
事業再生ADR手続は、金融機関を対象に進められる手続で一般の取引先には影響を及ばさない手続きだそうなので、取引先には影響は無いとは言いますが・・・
株式上場企業は、２期連続で赤字になると次の期に黒字にならないと、上場廃止になりますが、新型コロナウイルス禍で３期連続赤字まで猶予期間が伸びました。
コロナの時期に、この会社は２期連続赤字になりましたが、業績は黒字転換して無事に上場廃止は免れました。
この間、経費圧縮の為に多方面にわたる構造改革をしました。
ところが、今年の７月には東京証券取引所から「特設注意市場銘柄の指定及び上場契約違約金の徴求」という名誉では無い処分を受け、960万円を支払いました。
黒字になった期にも不正経理があったのが見つかり、黒字だった決算が実際は赤字だったという事がわかりました。
今回の一連のトラブルの原因は、関連会社を含め４度の不正経理の発覚と管理体制が脆弱だった事。一部社員の会計規律への意識不足等のガバナンスの不足との事です。
それに、新型コロナウイルス禍による売上25％減が響きました。
そして、９月20日に事業再生ADRを申請し、受理されました。
独立系の、写真部門を持った映像制作の雄として、頑張って欲しいと思うのですが・・・
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