「写真機」と名乗ったデジタルカメラが登場しました。
フジフイルムのX-T5です。
機能をたくさん詰め込んで、大きくなりがちな昨今のミラーレスデジタルカメラへのアンチテーゼ（少し大げさ？）を謳っています。
小さく、軽く、そして操作はダイヤルです。
思えば、カメラとレンズ、特にレンズが大きくなり始めたのは、フィルムのEOSシリーズから。
マウントが大きくなり、ズームが当たり前になり、AF機構が入り、F値が明るくなり、今では手振れ補正まで入って小さくなりようがありません。
フジはフィルムメーカーなのに、35㎜判という縛りをサラッと捨てて、ボディーもレンズも小さくできるAPS-Cを採用したのは、英断だと思います。
それだけに、最高の性能を追求しています。
Canon,Nikon,SONYが、35㎜フルサイズ判を作っているだけに、APS-Cにはちょっと腰が引けてるように思えるのとは違います。
35㎜フルサイズより小型にできるとは言え、色々な機能が入るにつれて、大きくなってしまいます。
それに対する答えとしてのXT‐５なのでしょう。
個人的に、フジのカメラで一番気にいっているのは、操作がダイヤル主体なカメラがある事。
同じフジのカメラでもH系は違います。
中判も違います。
X-T5、解像度以外にも色々新しくなって、魅力的な良いカメラだと思います。（4000万画素は、ちょっと多すぎです。）
一番残念なのはバッテリーグリップが付かない事・・・
プロって、撮影に入ると撮影枚数も多いし、撮影時間も長いし、テザー撮影もするしバッテリー使うのです。
広告や販促系の撮影では、殆ど三脚を使うので、カメラの底からバッテリー交換をするのは、面倒です。雲台が少し大きいとカメラを外さないとバッテリーが交換できない事もあります。
価格は、フルサイズカメラより、だいぶ低めです。プロにとっては重要です。
X-T5のボディ単体価格は税込25万3,000前後。
X-H2は、バッテリーグリップ装着可、動画機能てんこ盛りでボディ単体が税込￥290,400
静止画の性能は全く同じで、動画撮影の性能が違います。とは言えX-T5の動画性能でも普通の使い快方には、問題ありません。
その差、￥37,400
バッテリーパックをとるか、ダイヤル操作諦をとるか・・・
迷う人多いでしょうね～
XT-5、残念だな～
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