朝、NHK Eテレ日曜美術館をながら見をしていたら、写真家の牛腸茂雄さんの名前が聞こえました。
昔々、カメラ毎日で牛腸さんの写真を見た時の感激は忘れられません。
11月13日まで、渋谷パルコ8Fの「ほぼ日曜」で牛腸さんの写真展を開催中との事です。
さっそく行ってみる事にしました。
「ほぼ日曜日」は、糸井重里さんが主宰する 「ほぼ日刊イトイ新聞」のリアルスペースです。
色々なイベントを開催します。
以前、森山大道さんの写真展を見に来て以来、2回めです。
写真展は「はじめての牛腸茂雄。」
そうですよね~、若い人にとっては「初めて」納得です。
会場に入ってすぐ、代表作が迎えてくれます。
今回の写真展、写真がちゃんと見えるように、額にガラスやアクリルのカバーはかかっていません。嬉しい!
プリントは、牛腸さんの学生時代からの友人だった写真家・三浦和人さんが、プリントしたものです。
デジタルプリントでは無く、暗室でプリントした本物のアナログプリントです。
牛腸さんの愛読書と愛機が・・・
カメラは、昨日ご紹介したローライではありません。
プアマンズ・ローライ(失礼)、ミノルタ・オートコードです。
プリントは小さめです。
大キャビネくらいかな~
近づいて、目を凝らすと色々なものが見えてきます。
入場料は¥600です。
価値ありです。
牛腸さんのカラー作品、初めてみました。
調べてみたら、70-80年代の横浜市の広報誌に掲載された写真のシリーズが元になった、作品だそうです。
ライトボックスには、デュープしたカラーポジが並べられています。
カラー作品「見慣れた街の中で」を撮影した時に使った、CANON AE-1も展示されています。
懐かしい!
当時のCANON一眼レフの入門機です。アシスタント時代私も使っていました。
写真はカメラではないですよね~
物事や現象をどう理解するかが大切です。
高いゴルフクラブを使っても、ゴルフはすぐに上手くなる訳ではありません。
牛腸さんのスケジュール帳や、制作ノートも展示されています。
スケジュール帳は、驚異的な几帳面さで、小さな字でビッシリ書かれていました。
PCのせいというよりも、元々字が汚くて、感じが弱い私にとって驚きでしかありませんでした。
几帳面さと熱心さのなかから、これだけの作品が生まれるのだと感心しました。