またまた、古い話ですみません。
ノッチのお話です。
一昨日、ライトボックスで複写した4x5フィルムの左上にある切り欠きを、ノッチといいます。
4x5フィルムの種類毎に、切り欠きが異なりノッチを見るだけでフィルムの種類がわかります。
暗室でフィルムホルダーにフィルムを装填する時に、右手の人差し指でノッチを確認しながら、フィルムを入れます。
ノッチを右下にしてフィルムを入れれば、乳剤面がレンズ側に向いてホルダーに装着されますし、フィルムの種類も確認できます。
アシスタントは、常用フィルムのノッチを目と指先で覚えていました。
写真は、ポジフィルムのKodak EPR(上)、FUJI RDP(下)です。
ノッチはサイズが4x5でも8x10でも、EPRはEPR,RDPはRDPの同じノッチです。
私は、少なくても、KODAKでは、EPR,EPY,今はフィルムの名前すら忘れてしまいましたがカラーネガのノッチ、FUJIではRDPとベルビアの5種類は覚えていました。
でも、今は、忘れてしまいました。
という事で、フィルム撮影は撮影の前に覚えておく事が結構あるのです。
デジタルは、その逆でPhotoshopに代表されるように、撮影後にやろうと思えばやる事がたくさんあります。