修理不能になるか・・・?     142/365    5月22日(日)    7343

どうも、この先ベンツの修理ができなくなるかも・・・

今日は、車に少しでも興味がある方達向けです。長いです。
MASHのベンツワゴンは、E350 4MATICというモデルで、ちょっと専門的にいうと212という型式の4輪駆動になります。
仕事に最適です。以前は、クラウンやセドリックにもワゴンがありましたが、今は商品ラインから消えています。
フォトグラファーのワゴンと言うと、スバルレガシー、ボルボ、ベンツが定番で、BMWやアウディは後塵をはいしています。
今は、ワゴンよりワンボックスの方が流行っています。
ワゴンに求める条件は、長く乗っていて疲れないで、早くて、安全で、壊れにくく、丈夫なで立体駐車場にとめられる事です。
サイズ的には長さ5m、高さ1.55m、幅1.9m以下です。

212はその後、モデルチェンジをして213になり、今年発売された214というモデルになりました。セダンなら数字の先にW、ワゴンならSがつきます。
どうも、現行の214から、修理はディーラーでなければできなくなる部分が多くなったようです。
エンジンやミッションの調子が悪くなって、メーターに警告灯が点いたり、故障メッセージが出て修理工場に持っていくと、まず最初に診断ソフトの入っているPC・診断機を車に繋ぎます。
そうすると、たちどころに何処がおかしいと表示されそこを修理します。
同じ表示でも、それをどう解釈するかの「技量・経験」の差はありますが、第一歩は診断機で診断するのです。
ベンツのEクラスは、1986年発売の124からDASというシステムで診断できるようになりました。
現代の車は、DIYでプラグ交換しても、交換した後にそこが異常の信号が出てしまうので、交換した後に診断機で故障をリセットしなければならないそうです。
それほど、電子管理されています。
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ところが、最新のEクラス214からは肝心要の診断機を繋ぐのも、セキュリティーを解除する必要があるそうです。
そして繋いだ診断機が、ドイツ本国のベンツ社と通信をして、正規(ディーラー)の工場のテスターでなければ診断不能になるのだそうです。
また、部品によってはディーラー工場にしか出さない物もあるようです。

新型Eのクラスだけでは無く、昨年秋から発売された新型CクラスW206も同様のようです。今後モデルチェンジされるベンツは、みな同じようになっていくと思います。
という事は、お世話になっているオートプライドをはじめ、ベンツ整備・修理で定評のある「街」のガレージでは、整備や修理ができない部分が多くなるのです。
MASHが仕事用でベンツを使っていられるのも、優秀で整備・修理価格もリーズナブルな「街」のガレージのおかげなのです。

では、正規ディーラーの工場は、優秀かと言われるとそうでも無く、お値段もお高いのです。
30年以上も前ですが、新車から230E に乗っていた時期があります。
ディーラーの工場でオイル交換をして、工場から2Kmチョットの事務所に戻ってきて、車をおりたら車の下にオイル漏れ。ボンネットを開けたら、エンジン上部のオイル注入口のキャップが付いていないのです。工場に電話をした結果、キャップの締めわすれという事でした。信じられな~いです。
また、230Eの代車で190Eを出してくれ、長野に向かって関越を走っていたら、所沢あたりで、突然床下からゴーっと凄い音。路肩に止めてディーラーに電話をしたら、待つこと1時間と少し、発売したばかりのSクラスの300Eを代車の代車として持ってきてくれました。(さすがディーラー、でも190E壊れず時間の無駄にならない方がよかった。)
190Eの音の原因は、エンジンのアンダーカバーのネジが緩んで、道路に接触するために起きたのでした。ネジぐらいチャンと占めといて!

ベンツ修理屋さんのYouTubeを見ていると、最近でも、ドアノブのワイヤーが外れているだけなのに、ディーラーでドアの内張り全とっかえで¥260,000,-‼の見積もりが出たとか、エンジンがかかるまでの時間が長くなったので、ディーラーに診てもらったら、エンジンコンピューター交換と言われて、オーナーが評判の良い「街」のガレージに診てもらったら、原因は違って出費がだいぶ抑えられたという話がアップされていました。
また、Sクラスのハイブリッド車が壊れてディーラー工場の見積もりをとったら、1個¥2,900,000,-もする部品交換で、しかもその部品は社外の工場には出さない部品だったという話題も載っていました。
ユーザーの囲い込みは、他の外車でもあるようです。
高度に電子化された現代の車なので、訓練された工場に限定したくなるのもわかりますが、だったら壊れない車をつくるか、整備工場の技量や価格面をどうにかしないと、車、売れなくなってしまうと思うのですが・・・

整備・修理工場をを取り巻く環境は、診断機、部品の囲い込みだけでは無く、地球温暖化を防ぐために、2050年を目途に世界的に電気自動車になっていく問題もあります。これは、ガソリンスタンドにも影響大です。

カメラの世界では1975年にコダックが世界最初のデジタルカメラを作りました。それから50年弱でフィルムは無くなったといっても過言ではありません。
いつから車にデジタル技術が入ったかは不明ですが、ガソリンやディーゼルは、やがてはフィルムのような運命になるのでしょうか?

年齢とともに、遠出が減っているので、日本車に戻りますか・・・

※写真は車を引き取った帰り、第三京浜港北SAで撮影。サンマ―麺を食べてしまいました。105.png


by mash_boss | 2022-05-23 07:24 | | Trackback | Comments(0)
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