さて、昨日エントリーした、JPS会員のアンケート。もう何通か事務局に返送されていると連絡がありました。
今回のアンケートで、どう載せようか迷ったのが、年収の質問です。
任意の質問なので、答えなくても良いのですが、重いというか重要な質問です。
年収ですが、フリーの場合は、年間売り上げから必要経費をすべて引いた金額です。確定申告の所得金額です。
経理的に会社にしている人は、普通の会社と同じで、こちらは給料+賞与+手当の1年分です。
さてさて、日本のフォトグラファー、カメラマン、写真家の平均年収ってどのくらいなのでしょう。
もう、30年以上前ですが某広告代理店調べだったと思いますが、400万円弱だったと思います。これって、当時の東京で写真稼業をしているものにとっては、ちょっと低い金額に思いました。地域間格差があるのです。
ちなみに、厚生労働省の賃金構造基本統計調査のサラリーマンの平均年収の最高値は、1997年の正社員¥5,051,800,-が最高です。その後、下がり続けて、2020年のフォトグラファーが分類される、学術研究、専門・技術サービス、宿泊業、飲食サービス業 の平均年収は¥3,968,000,- と下がっています。
比較する条件が違うので、正確ではありませんが、流れはあっていると思います。
また、1997年よりも、現在は非正規雇用が広がっているので、サラリーマンの賃金格差は広がっていると思います。
フォトグラファーも、デジタル、Net時代になりギャランティーは下がっています。
さらに、雑誌等の紙媒体が減って仕事も減っています。
それなのに、カメラのモデルチェンジのサイクルは短くなるは、価格が高くなるはです。
そして、ここでも格差は広がっています。
デジタルカメラになり、フォトグラファーの世界も、少ないトップ層と多い底辺層の二極に分かれて、中間層が少なくなりました。
デジタルってそういうものらしいのです。
サテサテ、年収アンケートは悲しい結果になるのかな~
一昨日テスト撮影をしていた撮影、本日が本番です。
朝、スタジオではアシスタントの鈴木君が、セットを組んでいました。
左のセットがスティル用、右のセットがムービー用のセットです。