今日から始まった、榎並悦子さんの写真展「APATANI STYLE」を拝見しました。
インドの少数民族アパタニ族を３年に渡って写した写真展です。
榎並さんといえば、ヨドバシカメラ撮影会でニコニコ指導なさっている姿、酒席での楽しい「悦っちゃん」と呼ばれる姿なのですが、もう一面はキッチッとしたドキュメンタリーを写す、芯のある写真家なのです。
この写真展は、写真集「APATANI STYLE」のイントロ的写真展で、真価は写真集を是非ご覧いただきたいと思います。
榎並さんと並んで写っているのは、広告写真、特に商品写真撮影とムービー撮影では著名な広告写真家の蓑田君です。
広告写真のために最先端のテクニックの粋を使いこなす蓑田君と、自分の見方とカメラひとつで勝負する榎並さんを繋ぐものは、写真です。写真は面白いです。
写真展会場は新宿のNikon Salonで10月11日までです。写真展詳細は
ココからどうぞ！
写真集です。
この写真集を見ると、今回の榎並さんの仕事の真価がわかります。
この写真集は、ライフ誌創刊の言葉「人生を見よう。世界を見よう。大きな出来事を目撃しよう。
かわいそうな人々の顔や偉ぶった人々の仕草を見よう。
奇妙なもの（機械、軍隊、民衆、ジャングルや月の影）を見よう。
人間の仕事（絵画、塔、発見）を見よう。
何千マイルも離れたところにあるもの、壁の向こうや部屋の中に隠されたもの、近寄ると危険なもの、男たちが愛する女性や多くの子供たちを見よう。
見て喜びを感じよう。見て驚きを覚えよう。見て教えられよう...」を地で行く写真集です。
民俗学、社会学的見地のある写真集でWebと紙媒体の役割は異なるのだとわかります。
先日の織作さんと言い、榎並さんといい、女性写真家凄いです。
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