セーフティーネット? 転ばぬ先の杖?     270/365     9月26日(日)   7250

セーフティーネット?   転ばぬ先の杖?     270/365     9月26日(日)   7250_b0069507_17263921.jpgフォトグラファーにとって1番怖いのは撮影後の事故。
フィルム時代の撮影だったら、撮影後に誤って35mmカメラの裏蓋を開けてしまった。中判カメラだったらフィルムマガジンを少しだけ引き抜いてしまった、4x5の引き蓋がずれてしまった。
カラー現像所がミスをした・・・
いくつも事故の要因がありました。

とりわけ、現像所の事故は、フォトグラファーとしては、お手上げです。
一度、某現像所で+1/3の指示をー1/3で現像してしまった事をフォトグラファーに謝罪している現場を見た事があります。
気の利いた現像所だったら、ー1/3減感の指示を疑うと思うのですが・・・
私自身、ケン・モリさんのアシスタントをしていた時に、ニューヨークの現像所でフジフィルムを現像にだしました。切り現テストしてOKだったので、本番を指示したら全部光が被っていたという経験があります。
原因はパトローネを入れる容器が、コダックはグレーの不透明、フジは透明な容器だった事。
その現像所のマニュアルでは、切り現の残りの未現像のフィルムは、本番指示まで裸でパトローネを入れる容器に入れて指示待ちする事になっているそうで、その通り実行したとの事。
つまり、パトローネを入れる容器が遮光性のある容器だろうと透明だろうと関係のがないのです。
私はショックでしたが、ボスのケンさんは「これがニューヨーク」と諦めていました。
当時は、ベルビアの発売される前で、フジフイルムのポジなんて、殆ど知られていませんでした。
この時は、ISO400のフィルムがフジしかなくて使いました。他は全部コダクロームでした。

デジタルになり、現像所のリスクは無くなりましたが、撮影後に起こりえる事故で思いつくのは、誤ってデーターを消去してしまう事かもしれません。
幸い、私は一度もその経験はありませんが、そうなった時に心強いEaseUS Data Recovery Wizardという アプリケーションをご紹介いただきました。


セーフティーネット?   転ばぬ先の杖?     270/365     9月26日(日)   7250_b0069507_17265483.jpgEaseUS Data Recovery Wizardですが、なかなか凄いソフトです。
試しに、16GBのSDカードから、3つのデーターを消去して、それを復旧させるためにスキャンしたら、検出されたファイルが何と56.06GB!もあるとの表示がでました。
つまり、消した事になっているデーターも復旧できるのです。
デジタルって便利だけど怖いです。
必要無くなったメディアは、物理的に壊すのが1番安全なようです。
各社のRAWデーターも復旧できました。
私が実際に復旧させる事ができたのは、静止画ではNikon NEF,SONY ARW,Panasonic RW2, OLYNPUS ORF,Canon CR2.動画ではMPEG-4,MTSです。
メーカーのWebを見ると殆どのRAWデーターをカバーしているようです。
さらに、特筆すべきはフォーマットしたメディアからも復旧できるとの事。この件はまだ実証していません。でも、できそうだな〜
このアプリは、画像復旧だけでは無く、本当に色々できます。
プロは、画像を誤って消すことは殆どないので、他にできる事「ウイルス攻撃復元」「パーティーション復旧」「システムクラッシュ復旧」「その他HDD等の物理的損害以外のデータ紛失にも全面的に対応」等々、むしろこれらの方が有りがたいかもしれません。

EaseUS Data Recovery Wizardの詳細はココからどうぞ!

今回分かったのは、デジタルはハードばかりで無く、ソフトの発達で色々な可能性があるのを再認識です。
プロフェッショナルフォトグラファーとしては、セイフティーネットが増えてありがたいです。

by mash_boss | 2021-09-27 06:26 | 写真世界等々 | Trackback | Comments(0)
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