iPhone 13が発表され、関連して「カメラ」に関する記事が幾つか配信されました。
スマートフォンの新型が発表されるたびに「カメラ」に関する記事が配信されます。その多くの部分は、スマホの「カメラ」部分の進化に関する記事で、凄い変化を伝えています。カメラ=スマホで本物のカメラの影が、ドンドン薄くなってきます。
今日の「日経産業新聞」がiPhone 13をとりあげました。
それによると、9月24日に発売されるiPhone 13の目玉のひとつがカメラ性能向上との事です。
今回は、iPhone12から使用しているLiDAR(ライダー)と呼ぶ次世代センサーの搭載を増やして、性能を向上させているようです。
LiDARは立体的な空間認識が得意なセンサーで、本来は自動運転車や宇宙向けだったが、小型化、低価格化によりスマホに搭載できるようになったとの事。
2015年発売のiPhone 6sでメインカメラの1200万画素という高画素化をし4K対応を果たしたiPhoneのカメラは、今回発売の13でもう一段階段を上がるようです。
そして、それを支えるのは各種センサーのSONYやブレ防止装置のアルプスアルパイン、ミネビア等の日本企業との事です。
時事通信もデジタルカメラに関する記事を配信しています。
iPhoneが2007年に発売されて以来、世の中はスマートフォン時代になりました。
一番被害を受けたのはデジタルカメラ、特にコンパクトデジタルカメラです。
2008年の国内向け出荷数が1111万台だったデジタルカメラは、新型コロナウイルスの影響はあるものの、昨年2020年は129.6万台と10分の1程度に縮小しました。
でも、写真の撮影枚数はスマホにより飛躍的に増えています。
そして、コロナ禍も2年目となり、自粛に疲れた人々は再びカメラを手に取り始め、被写体として「花・植物」の人気が高まっているとの事です。
カメラ業界は、ブイログカムや360度撮影可能デジタルカメラ、ミラーレス等のスマホではできない事で生き抜いていくようです。
でも、残念ながら一眼レフは消えて行く運命のようです。
カメラ業界は苦境ですが、今後、コロナ禍が落ち着くにつれて「海外旅行や国内旅行が戻る時、顕著な再拡大が期待できる」とカメラ業界はデジカメの将来に決して悲観してはいないと、記事は結びます。
世界的にみても、確か2008年だったと記憶していますが、デジタルカメラの集荷台数が1億台!を超えていたデジカメですが、現在は国内同様に大幅に縮小しています。
ビデオカメラも同様です。
縮小したのは、コンパクトデジタルカメラです。言うまでもなくスマホに取って代わられました。
さりとて、デジタル一眼レフも苦境にたたされています。こちらは、ミラーレスカメラの影響です。
一眼レフの雄Nikonが、2022年には日本での一眼レフ製造を止めます。これって、もう高級一眼レフの新製品を開発しないという意味でしょうか?
毎日カメラをぶら下げている私ですが、2004年のNikon D70から,OLYMPUS E520,Nikon D200,D3000までは一眼レフですが、その後はミラーレスになりました。
我々プロでも、記念撮影の時等はスマホで撮影が多いです。😢 情けないとは思いつつ便利だからな~ (私はカメラで写します。)
コロナ禍終了に向けて、ミラーレスは高性能高価格路線以外に入門機や普及機の拡充をはかるのでしょうか?
来年は面白くなりそうです。