写真展を見に行きました。その2   228/365   8月15日(土)   7308

写真展を見に行きました。その2   228/365   8月15日(土)   7308_b0069507_22504129.jpg昨日の続きです。
会場入り口です。

そのものズバリ「写真家・大竹省二」展です。
この写真展を見れば、大竹省二さんの歴史がわかります。

私にとっての大竹省二さんは「チョット前の人」というイメージのフォトグラファーでした。
私が写真を始めた頃、写真青年にとっての憧れは、篠山紀信さんや、立木義浩さん、沢渡朔さん、操上和美さん、横須賀功光さん、奈良原一高さん、森山大道さん、ちょっと変わって荒木経惟さん達でした。
大御所としては、秋山庄太郎さん、土門拳さん、濱谷浩さん、木村伊兵衛さん達がいて、大竹省二さんは、その間の二つの世代の間の人というイメージでした。
女性の写真を写す、有名なカメラマンとしての認識しかありませんでした。
一報、昼のワイドショーで「美しき裸像の思い出」というコーナーを持ってらして、応募してきた女性のヌード写真を撮影、TVで発表するという、今では考えられないレギュラーを何年もやっていました。
その頃、手相占いでも有名だったように思います。

大竹省二さんは、ヨドバシカメラの撮影会でお世話になっている織作峰子さんや、沼田早苗さんの師匠です。
縁があり、大竹一門の写真展「雀の会」に何回か出展するチャンスをいただきましたが、御本人とは写真関係のパーティーで車椅子のお姿をお見かけしただけで、残念ながらお話しした事はありません。

それが、今回の写真展で一変しました。もちろん、良い方にです。

写真展を見に行きました。その2   228/365   8月15日(土)   7308_b0069507_22473747.jpg今回の写真展は、東静岡駅そばのグランシップの6Fで開催中です。

大竹省二さんは、1922年に静岡県掛川市(旧・小笠郡大須賀町)出身です。
晩年、320点の作品を静岡県に寄贈しました。

写真展を見に行きました。その2   228/365   8月15日(土)   7308_b0069507_22473698.jpg今回、初めて拝見した作品です。
アマチュア時代の1938年、東京の荒川での撮影です。

良い写真ですね〜!
大竹省二さん、16才の作品です!!
その頃の普通のアマチュアカメラマンの写真とは一線を画したモダンな作品です。
今撮った広告写真とも見間違うステキな写真です。



写真展を見に行きました。その2   228/365   8月15日(土)   7308_b0069507_22473868.jpgこの写真展は写真以外に、大竹さんの色々な資料が展示されています。

初めてアサヒカメラのコンテスト2等に入選した時のアサヒカメラと、撮影メモ、撮影したカメラが展示されていました。

この写真展は、フラッシュを使わなければ撮影可という写真展です。
写真展を見に行きました。その2   228/365   8月15日(土)   7308_b0069507_22473764.jpg展示品の中から、1956年撮影のキネグルッペの撮影会後の記念写真です。
よく演出された面白い記念写真です。

秋山庄太郎さん、早田雄二さん、稲村隆正さんといった「婦人科」フォトグラファーの面々です。
キネグルッペという、プロの写真家グループをつくり、今では考えられませんが、自分達のためのモデル撮影会をしていたようです。

写真展を見に行きました。その2   228/365   8月15日(土)   7308_b0069507_22473620.jpg1950年代、当時のJPS・日本写真家協会が発行した、プレスカードです。

1950年代、2回ヨーロッパ取材に行かれました。
写真展を見に行きました。その2   228/365   8月15日(土)   7308_b0069507_22504072.jpg会場は広々として、空いていました。
写真展を見に行きました。その2   228/365   8月15日(土)   7308_b0069507_22504170.jpg章を区切るフラッグも良いですね〜
写真展を見に行きました。その2   228/365   8月15日(土)   7308_b0069507_22473829.jpg今回の収穫の一つは、大竹省二さん撮影の男性ポートレーを拝見できた事です。
どのポートレートも、力強く、オシャレな作品ばかりでした。
川端康成さん、イサム・ノグチさん、岸田今日子さんと一緒に写った三島由紀夫さん、石原裕次郎さん等々が印象に残りました。

これも収穫の一つ、大竹省二さんのポートフォリオです。

写真展を見に行きました。その2   228/365   8月15日(土)   7308_b0069507_22473935.jpg世界の音楽家も撮影されていました。
その入稿用プリントも展示されていました。
写っているのは、カラヤンです。
トレーシングペーパーには、トリミング指定が書かれています。
貴重品です。
写真展を見に行きました。その2   228/365   8月15日(土)   7308_b0069507_22473951.jpg世界の音楽家シリーズで撮影したヨーゼフ・シゲティさんからのお礼の手紙です。

手紙の宛先ですが、
アサヒ プレス会社
東京 日本
です。これで朝日新聞に届いています。
今はこれで届きますかね〜?

大竹省二さんは、色々な資料をキチッと残されています。
10代の頃の撮影メモも残っています。
お亡くなりになって6年。ご遺族も故人のご遺志をついで、保存されています。
写真展を見に行きました。その2   228/365   8月15日(土)   7308_b0069507_22504064.jpgこちらは、サンデー毎日等の商業誌のコーナーです。
現在ではなくなっている週刊誌等色々な仕事をなさっていました。

勝新太郎さん、吉村真理さんの写真印象に残りました。
写真展を見に行きました。その2   228/365   8月15日(土)   7308_b0069507_22474099.jpgサンデー毎日の表紙とコンタクトシートです。
被写体はいずれも三船敏郎さんです。
1958年10月12日号で、定価は40円!です。
今年のサンデー毎日8月22日号は450円なので、63年で価格は11倍になっています。

写真展を見に行きました。その2   228/365   8月15日(土)   7308_b0069507_22473855.jpg展示されている作品は109点。
10代の頃からの大竹省二さんの作品を拝見できます。

ちょっと残念なのは「美しき裸像の思い出」の写真が無かった事です。
モデルさんが、素人の方々なので展示は難しいのでしょう。

今回の写真展は、私にとって大竹ワールドのイントロのような写真展になりました。
静岡県が所蔵されている320点の作品、拝見したくなりました。


写真展を見に行きました。その2   228/365   8月15日(土)   7308_b0069507_22504127.jpg写真展会場の最後に掲示されている言葉です。

私くらいの年齢になると、身につまされ共感できる言葉です。

大竹省二さんは、週刊誌にエッセイの連載をお持ちになっていました。
写真展の解説ボードも全部読まれる事をお薦めします。

この写真展、東京でも開催して欲しいです。
でも、この思いは東京以外にお住まいの方が、写真展の案内等をご覧になって、常々お持ちなのですね。よ〜くわかりました。

写真展詳細はココからどうぞ!
8月22日までです。
入場場料は1000円です。



by mash_boss | 2021-08-16 07:11 | 写真展 | Trackback | Comments(0)
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