風景写真に変革を起こしたフォトグラファー   63/365   3月4日(木)   7192

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風景写真に変革を起こしたフォトグラファー   63/365   3月4日(木)   7192_b0069507_23004848.jpg4月1日(木)、風景写真家の大御所、竹内敏信さんの記念館とギャラリーが開館します。
風景写真は大型カメラで撮影するのが当たり前だった1970年代はじめ、竹内さんは35㎜カメラで風景写真を写し始め、風景写真を一変させました。
竹内門下からは、多くの風景写真家が巣立っています。

記念館は、ギャラリーの他、竹内さん愛用のカメラ、世界各地で収集したカメラ等を展示し、写真教室やイベントも開催します。
竹内さんが、JPS・公益財団法人日本写真家協会の広報委員会担当理事をなさっていた頃、一緒に活動しましたがパワフルな方でした。また、ポラロイドの広告写真撮影をお願いしたり、地方自治体のコンテスト審査員をお願いしましたが、気さくに引き受けていただき、プロデューサーとしても仕事がしやすい写真家でした。
残念ながら、十数年前に病に倒れられましたが、今も活動中です。

竹内さんは、それまで大型や中判カメラで撮影する事が当たり前だった1970年代半ばに、35㎜で撮影した風景写真を次々に発表。
35㎜カメラの機動性を生かし、それまでになかった革新的な風景写真は風景写真界に多大な影響を与えました。
35㎜フィルムは画面が小さいため、ノートリミングで撮影する事を徹底しました。
35㎜カメラで撮影することにより、風景写真を大型カメラから解放し、多くの写真愛好家が風景写真を写すようになりました。

私は、風景写真家は数ある写真家のジャンルのなかで一番大変な写真家だと思います。
理由は、目の前に見える風景は万人に見えるからです。
誰にも平等に見える風景から、自分の感覚のみで勝負をする。凄いです。
人物写真は、被写体に大きく左右されるし、広告写真は感覚よりテクニックという面もあります。
記念館が開館したら、是非伺いたいと思います。

一般財団法人・竹内敏信記念財団/竹内敏信記念写真館・TAギャラリー
東京都新宿区下落合3-20-4


by mash_boss | 2021-03-05 01:09 | 写真世界等々 | Trackback | Comments(0)
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