人気ブログランキング参加中です。見たあとに、心が「和む」写真展に行ってきました。
新宿のオリンパスギャラリーで11月4日まで開催中の、熊切 圭介・熊切 大輔「カオハガン島 天使の小径の写真展」です。
写真展を見たあと、この半年の新型コロナ禍で、知らず知らずのうちにストレスが溜まっているなと認識しました。
フィリピン、セブ島近くにカオハガンという小さな島があります。
面積は東京ドーム程で、人口が700+人程の小さな島です。
そして、カオハガン島は、日本の方が1991年から所有している島なのです。
その島の写真を長い間写していたのが、前日本写真家協会会長の熊切圭介さんです。
長く写真を写していながら、島の人たちに、写した写真を見てもらってなかったなと、2014年に島で写真展をしました。
その記録写真を写したのが息子のフォトグラファー熊切大輔さんです。
この写真展は、お父上が撮影した島の写真と、息子さんが現地での写真展の様子を記録した写真の写真展です。
海の美しさと、特に子供たちの姿に癒され、心が和みました。
写真左が熊切大輔さん。右は写真展を見に来ていたフォトグラファーの木村さんです。
カオハガン島での写真展は、木と木にロープを張り、ラミネートされた写真を吊り下げて展示しました。
そのイメージを再現した展示もありました。
木の代わりに、ポールキャットに茶色の布を巻いています。
話は変わり、午前中は母校で大学に関する会議に出席。
リアル出席者とリモート出席者で3時間の会議、内容が濃く、あっという間でした。
良くも悪くも、大学と実社会のズレを感じました。
私の学んでいた頃は、大げさに言えば、この大学に入学するという事は、社会の価値観と「断絶」するという事でした。
当時の学長は、大学は就職のためにあるのではない、学問追及のためにある。
先ずは哲学を学んでから専門の学問を学べという事をおっしゃっていました。
全国から、ドロップアウト気味や普通の大学に入学したのに、もの足らずに再入学した学生もいました。
時が変わり、人も変わり、社会も変わり、母校は普通の社会の価値観のルールの中に入りました。そうなると、今や規模では中堅大学になっても、偏差値が弱い大学は、厳しいです。
これからは、少子化が続き、直近では新型コロナウイルスの影響が親の経済に出てくるでしょうし、コロナウイルス禍での学生に対する助成の少ない現状では、経営的に立ち行かなくなる大学も増えるでしょう。
かつて、大宅壮一さんは、駅弁大学と大学増加を揶揄されましたが、鉄道路線も減り駅も減っています。駅弁大学も減る運命にあるのでしょう。
大学は、基本的に入構禁止。小、中、高は再開されているのに、どうなっているんでしょう。