人気ブログランキング参加中です。先週に引き続き、生誕100年 石元泰博写真展を拝見。
今日は、東京オペラシティ・アートギャラリーで開催中の「伝統と近代」編に行きました。
1944年のニュー・バウハウス在学中の実験的作品から、1999年の牧野富太郎記念館の建築写真まで474点の写真とパスポートや、掲載誌、引っ越し案内DMといった資料37種の大展覧会です。
どれもこれも印象に残る作品ばかりですが、やはりシカゴⅠⅡと東京ⅠⅡ、近代建築、初期の作品等が印象に残りました。
シカゴと同じ視点で切り取られた東京ⅠⅡ、同時代に写された他の写真家の「東京」と少し違います。
近代建築のシカゴの建築写真はシャープであり、画面上の人の配置等見事というしかありません。
また、1985年にMASHのスタジオでPolaroid20x24 フィルムを使って撮影された作品は、「包まれた食物」シリーズとして16点展示されています。作品リストには「拡散転写方式印画」と説明されています。
20x24ポラロイドはシャッターを押すと、ジーっと自動的に写真が出てくるポラロイドやチェキが発売される前の方式、指定された時間が来たら、自分で引きはがすと写真ができる、引きはがし式のポラロイドと同じ方式です。
「両界曼荼羅」シリーズが最大180cm X 180 cmの大きなプリントも含めて118点展示されています。
このシリーズは1970年代の撮影なので当然フィルムですが、フィルムの解像度を超える、現在の1億画素を超える中判デジタルバックをお渡ししたら、どう使いこなしたでしょうか。
この写真展は、完全予約制です。
生誕100年石元奏博写真展、残るは来年1月16日からの、高知県立美術館です。
※掲載した写真は、会場で一か所設けられている、撮影可能ポイントからの撮影です。
ミュージアムショップは、石元さん全面押しです。
これまでの写真集も何点か販売中です。
全部欲しくなりました。
毎週日曜日に掲載している新型コロナウイルスレポート、何週目になるでしょうか。
世界の感染者数は4000万人を超え、アメリカは800万人を超えました。
日本も100,000人まで、残念な事にあと一歩になりました。
今年の大晦日には、どうなっているんでしょう。