人気ブログランキング参加中です。今日、写真家の奈良原一高さんが、19日にご逝去されたとのニュースをしりました。
今、世田谷美術館とJCIIギャラリーで、奈良原さんの素晴らしい写真展が開催されています。
2つの写真展を見て、感動したばかりなので、チョットショックです。
写真は、1983年にMASHが協力した、Polaroid20x24プロジェクトで、当時神楽坂駅から5分程の所にあったMASHのスタジオでPolaroid20x24カメラで撮影中の奈良原さんです。
当時50才、男が見ても繊細でカッコよかったです。
そして、わかりますか~ 20x24カメラの重いレンズボードを支えているのは、昨日盛り上がったハスキー三脚です。
1983~1986年まで行われた、Polaroid20x24プロジェクトをまとめた写真集「スーパーイメージの世界―ポラロイド20×24作品集1983ー1986」の奈良原さんの作品「時間の海 第Ⅱ創世記」です。
写真展「奈良原一高のスペイン 約束の旅」・世田谷美術館は26日まで。詳細は
ココからどうぞ!
奈良原一高写真展「人間の土地/王国 Domains」・JCIIフォトサロンは2月2日まで。
詳細はココからどうぞ! そしてもうひとつ業界的に悲しいニュースです。
原宿にある、プロフェッショナルフォトグラファー向け機材ショップ、ナショナル・フォートの名物社長髙野弘さんが、昨年12月23日に亡くなられていました。今週の月曜日に、業界に流れました。
銀一の先代社長・故丹羽さんや髙野さんは、駆け出しの若いフォトグラファーを育ててくれた「カメラ屋のオヤジ」でした。
私は、熊谷晃さんのところからフリーになった時、銀一さんが口座を作ってくれました。サインで買い物ができたのです。なんの保証も無い駆け出しがです。
後で、銀一の先代丹羽社長からお聞きしたところ、アシスタントがお使いでお店に来た時の態度や感じを見るというふうな事をおっしゃっていました。
また、熊谷さんは「お前たちのためにも、銀一への支払いは遅らせた事はないぞ」とアシスタント達に言っていました。
そんなボスから、銀一さんに「今度、うちのXXが独立するから、よろしく」みたいな事があったみたいです。
普段は厳しい師匠が、勤め上げた弟子に対する信頼とでもいいましょうか・・・ こういう話が「昔話」になってしまうのは、悲しい社会です。いいのかな~
余計な話ですが、MASHのアシスタントへは「昔話」的育て方をしてきたし、し続けたいと思っています。
※店舗写真・Tom Sekiguchi/googlemap
もう一つ、俳優の宍戸錠さんが亡くなりました。
私の世代でも「エースのジョー」なんて呼ばれていた、「映画スター」の時代はしりません。
ゲバゲバ90分に出演なさっていたのは知っています。
いずれにせよ、昭和の終わりは始まりました。これから何十年もかけて終わっていくのでしょう。