訳あって、ZEISSのBatisシリーズのなかから1本、長期に使用できる事になりました。
何ミリにするか思案中です。
デジタルになり、ドイツのレンズをちゃんと使った事がありません。
フィルム時代は、ハッセルブラッド用のディスタゴン50㎜、プラナー80㎜、マクロプラナー120㎜ ゾナー250㎜を使っていました。
何が凄いって、和服の紋付きを撮影したときに、黒の中のディテールが表現されました。
黒い毛皮を写した時にも同様でした。
白人モデルを逆光で写した時に、ブロンドに近い腕の産毛が柔らかく、触りたくなるように表現されました。
フィルムの面積の関係で、中判はハッセルブラッドから、マミヤRZに変わっていきましたが、同じ被写体を写すと、マミヤのセコールは見た目はシャープですが、白人モデルの産毛は針金のように固く写り、黒のディティールは表現されませんでした。
これは、4x5や8x10の大判レンズでも同じで、Polaroid8x10の撮影で某日本メーカーのレンズとローデンシュトックのシロナーを比べて描写力の違いにビックリしました。
とは言え、175線の印刷で表現される広告写真の世界、6x6のハッセルより、6x7のマミヤになり、35㎜ではEOS以降、ズームが主流になりました。
その流れのままにデジタルになり、初期の頃に、2500万画素のデジタルバックくらいまではハッセルのレンズを使っていましたが、今は全くドイツのレンズとは縁が無くなっていました。
でも、昨年デジタルバック用のリンホフのビューカメラを手に入れた時に、デジタル用設計のシュナイダーを4本手に入れました。そのレンズでphaseoneIQ180で撮影すると、別世界が写せました。
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最終目的が、網点のある印刷の時代だった写真は、便利さとコスパを考えてのレンズを選びでOKでした。でも、紙媒体では印刷ではなく、網点の無いプリンターでの出力も増えてきました。
プリンターでの出力は、印刷より快調が豊かになります。
そうなると、仕事でも、やはりより良いレンズで写すべきだと思います。
Batis、何ミリ選ぼうか、楽しい迷いです。