楽あれば苦あり? 9月16日(月) 6685 

楽あれば苦あり? 9月16日(月) 6685 _b0069507_03114651.jpg「楽あれば苦あり」諺です。
デジタルカメラにピッタリの諺です。
今日は、昨日のゲネプロ撮影データーを軽くチェックしました。
デジタルカメラでの撮影、それが1台2Kg弱のダンベルのような重さのカメラを2台もって6時間以上撮影して、筋肉痛になろうが、フィルム撮影に比較して「楽」なのです。
それは「写っている」事が、その場で確認できているからです。
特に、RAWでの撮影だったら昨日のような撮影では「鬼に金棒」です。

以前のフィルムの撮影だったら、昨日のように条件の良くない現場では経験上「写っているはずだ」と信じて撮影する以外に無いのです。(結構プレッシャーです。)
もし、フィルム撮影だったら・・・ それも仕事だったら、広告系の私の場合は万全の体制というか、ドキュメント系のフォトグラファーに比べて、大がかりになります。
まず、ゲネプロの日の前に行われる、照明チェックの日に伺って、照明を見ます。できれば明るさを図らせてもらいます。アシスタントも同行です。
ゲネプロ当日には、テスト現像用のフィルムを入れたカメラを用意して、場面や照明が変わるたびに写し、アシスタント君が本番の撮影済みフィルムに番記(説明すると長くなります。)します。
大きく、照明や場面が変わる時には、1本のフィルムに混ざらないように、場合によっては、撮影途中でフィルムを交換する事もあります。
撮影終了後、テスト現像用フィルムを現像し、その結果を見て本番フィルムに現像の指示して、上がりをまちます。フォトグラファーは現像が上がるまで、待っていれば良いのです。

さて、デジタルでは、後が大変です。写っているのがわかっていますが、それを諸々調整するのは、途中アシスタント君に作業をしてもらったとしても、最終的にはフォトグラファーです。
フォトグラファー側がRAWデーターを「現像」して明るさや色を調整します。
スタジオ撮影でしたら、良い条件での撮影なので楽ですが、昨日のような撮影ではそうもいきません。
昨日撮影したデーターは127GB、枚数にして2212枚、35mm36枚撮りに換算すると61本と少し・・・
これを、諸々調整するのです。

この撮影、半仕事なので、アシスタント君の応援無しです。明日、明後日、明明後日と本番撮影が3日間続きます。トホホです。

ところで、今日RAWデーターの凄さを体験。
ISO3000で写すところを、誤ってISO100で数枚撮影してしまいました。それをいわゆるRAW現像をしたら、見事、画が出てきました。凄いです。

「現像」ソフトですが、完全な仕事でしたら、C1→Photoshopですが、このブログや今回の舞台撮影のような、半仕事ではBridge→Camera Raw→Photoshopです。
明日は、本番撮影その1。
いつもの、固定位置からの撮影です。


by mash_boss | 2019-09-17 07:16 | 写真世界等々 | Trackback | Comments(0)
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