今日は、久しぶりに六本木・ミッドタウンにあるフジフイルムスクエアいきました。
目的は、写真展です。
5つの写真展を開催中ですが、写真歴史博物館の企画展「鹿島清兵衛物語」が興味をひきました。
この写真展は「“写真大尽”として日本の写真界に大きく貢献した鹿島の生涯と功績を紹介する、本邦初の展覧会となります。」との事。
道楽というか、旦那芸というか、究極を求めています。
そして驚くのは、その破天荒なお金の使い方です。
明治の豪商は、お金あったんですね‼
本妻さんが死後、養子に行った妻の実家から離縁され「没落」したとの事ですが、新橋の芸者・ぽんたが17才の半玉さんの時から旦那になり、離縁された後に身請けし、12人の子供をもうけ58才で亡くなる… 現代では財力的にも道徳的にも。なかなか難しい生き方です。
最後は、写真の世界を離れ、能の森田流の笛方となって生計をたてていたとの事ですが、能の笛方だって、ちょっとやそっとではなれないと思うのですが、本職になれたというのは、こちらも旦那芸を超えていたのでしょう。
凄いですね~!
写真展は8月31日(土)までです。
全日本写真連盟の宮城・松島撮影会で一緒に講師を務める大久保さんが率いる築地クラブ写真展「残像・築地」です。
全日本写真連盟に所属する「築地クラブ」のメンバーが、世界最大級の東京中央卸売市場「築地市場」の姿を、約4年間かけて撮り溜め選出した作品展で、目的は築地市場を報道写真とは異なり、アートを表現する被写体として捉える事とのことですが、写真展を構成した、同クラブを指導する福永友保さんによって、報道写真を集めた「記録」より、面白い「記録」写真展になっています。
築地市場の末期を記録した、貴重な写真展です。
こちらは、25日16時までです。
そして、ギャラリー1では北海道大雪山を中心に大判フィルムカメラ(4×5~8×10)を使って撮影した、小林利男写真展「神々のあそぶ庭 -大判カメラで捉えた北海道の風景-」です。
特に大風景を表現するため、パンフォーカスの細密描写にこだわって撮り続けているとのことです。
40Kgもの装備を背負って撮影場所を探し、押すカメラのシャッターの重さは、容量が大きなカードを使えば、数千枚も写せるデジタルカメラのそれとは、違うはずです。
会場には8x10のビューカメラが置かれています。