A long time ago… 究極のアナログ 6月24日(月) 6611

A long time ago… 究極のアナログ 6月24日(月) 6611_b0069507_03024705.jpgマネージャーの佐々木と、昔の写真の話をしていて、ゴソゴソと引っ張りだした、ズーっと前のBookです。
ポラロイド8x10で撮影した作品のBookです。
1年近く同じモデルさん、同じヘアメイクさんと組んで撮影。
Polaroid galleryで写真展をしました。

使用したフィルム、ポラロイド8x10は20Cmx25Cmの大きさの写真が、撮影後90秒で出来上がります。

もともとは、偏光サングラスを作っていた、ポラロイド社。
その社長のランド博士が、ある時娘さんの写真を写したら「パパ、どうして、その写真すぐにみられないの?」と聞かれて、ランド博士はすぐみられる写真の研究を開始しました。
そして、1948年に発売したのがPolaroidフィルムとカメラです。
2008年にアメリカのポラロイドが2回目の破産。同年フィルムの生産を停止しました。
現在販売されているポラロイドは、ミッションインポッシブルというグループが、閉鎖されたポラロイドのオランダ工場を使って、作り始めたのが始まりです。

A long time ago… 究極のアナログ 6月24日(月) 6611_b0069507_03024791.jpgこれが、8x10カメラです。
2007年の年末に撮影した写真です。
笑顔なのは当時アシスタント、今はフリーランスフォトグラファーの三次君です。

カメラはTOYO VIEW 8x10です。
レンズはNikkor M450㎜ F9だと思います。
8X10の標準レンズは300㎜ですから、35㎜だったら75㎜相当のレンズです。

8x10カメラにはディアドルフという、木製の名機があるのですが、フィールドカメラなので、フィルム側のアオリができず、蛇腹も固定されているので、広告関係、とくにスティルライフの撮影には使えませんでした。
こんな大きなカメラをロケに持ち出して、作品撮影をしていました。

A long time ago… 究極のアナログ 6月24日(月) 6611_b0069507_03024708.jpg1980年代初期の撮影です。
メイクが、今とはずいぶんちがいます。
モデルは、現在は画家になりアメリカで暮らしていると風の便りに聞く、クレズミノリコ(漢字不明)さん、ヘアメイクは、あの嶋田ちあきさんです。
撮影場所は、千葉県のリソル生命の森(撮影した頃は、別の名称だったと思います。)のプールサイドです。
A long time ago… 究極のアナログ 6月24日(月) 6611_b0069507_03024690.jpgこちらは青山墓地。

A long time ago… 究極のアナログ 6月24日(月) 6611_b0069507_03024665.jpgこれも青山墓地です。
桜の季節でした。

フィルムはポラロイド8x10の初期型Type808です。
独特の発色は、後から発売されたタイプ809より好きです。

当時は、一生懸命働き、土日はワンボックスを麻布スタジオから借り、ロケで作品を写していました。
フィルムはポラロイドから提供してもらいました。
何たって、1枚2000円以上したので自腹では到底無理です。
自社のギャラリーでの写真展用とはいへ、当時の日本ポラロイドは、余裕がありました。
100万円分くらいのフィルムは使ったと思います。

昔々、あるところに… ポラロイドという会社がありました・・・



by mash_boss | 2019-06-25 07:19 | カメラ | Trackback | Comments(0)
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