恵比寿のアメリカ橋ギャラリーで写真展「Human Complex」を拝見しました。
Photographer大貝篤史/田口るり子さんの2人展です。
それぞれの思いを込めたポートレート展です。
大貝君は、アサヒカメラの編集から、最近はフォトグラファーとしても活躍中です。
田口さんは、パーティーなどでお会いしますが、ちゃんとお話したのは今日が初めてです。同じJPSの会員です。
田口さんの作品は、ご自分の経験をきっかけに写し始めた女性の背中の写真、約10年分から抜粋した写真です。
「男の背中」って、色々な物語として描かれますが、女性の背中も歴史を刻みます。
田口さんの愛用のカメラです。
そう、この写真展の作品はモノクロフィルムで撮影されました。
左のNikon FM3Aは最初に買ったカメラで、なんと田口さんはレンズ交換ができる事に気が付かず、キットレンズの42㎜のみで撮影していました。プロになってからも、しばらくの間は、これで仕事をなさっていたとか… 写真は機材では無いです。!
今回の写真は、ネガをフレックスタイトでスキャニングして、データー化してプリントをしています。
会場のテーブルには、ネガから引き伸ばした銀塩プリントのブックもおいてあります。
会場には、金井さんもいらっしゃいました。
金井さんは、ヨドバシカメラ撮影会コンテストの上位入賞者の常連さんです。
勉強熱心なんですね。
それが「引き出し」を作って、ご自分の感性と相まって、ステキな写真になるのだと思います。
金井さんが、撮影中の私を撮影してくれました。撮影中の自分の写真って殆どないので、嬉しいです。
Photo by Kanai
今日の写真は、田口さんに影響されモノクロに…
デジタル処理で、Try X風の粒状性を加えソフトで焼き込み覆い焼等をしました。
オッと、大貝君の事触れていない。
お気に入りの、元ミス理科大の女子を写した、写真集風の作品です。
田口さんの作品が「リアル」なら、大貝君の作品は「ドリーム」です。