Last month of Heisei  08/30 テクノロジー 4月23日(火) 6729

 Last month of Heisei  08/30 テクノロジー 4月23日(火) 6729_b0069507_03384152.jpgヨドバシカメラ撮影会の講師をしていると、最新のカメラを使う事ができます。
それはイコール、最新のテクノロジーに触れられるという事です。
そのなかで、フィルム時代から仕事をしている私の世代のフォトグラファーが驚くのは、オートフォーカスの進歩とシャッタースピードが速くなった事、しすて最高感度が高くなった事です。
今の一眼レフのオートフォーカスの元祖は、1985年2月発売のミノルタα-7000です。34年前です。
メーカーがミノルタだったので、プロの間では使うフォトグラファーは全くと言っていいほど、使う人がいませんでした。
プロの間でオートフォーカスが広まったのは、CANON EOSシリーズの記念すべき1号機EOS650が発売された1987年、NikonはF501が発売された1986年です。
私も、Canon NewF1を使いながら、EOS650,620,EF28~80mm F2.8,80~200mm F2.8を購入し、AFの便利さに驚きました。
それから、30年以上経ちAFは進化し、人物、ポートレート撮影に最適の瞳優先AFが一般的になり、F1.2なんていう明るいレンズの、開放でも目にピントがピタリと合うようになりました。
サンプル写真は、ボディーはオリンパスE-M1X、レンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PROで撮影。目にピッタリとピントがあっています。
こういう写真は、オートフォーカスでも瞳優先AFが無ければ撮影できませんでした。

 Last month of Heisei  08/30 テクノロジー 4月23日(火) 6729_b0069507_03385191.jpgシャッタースピード高速化も、表現範囲を広くしました。
サンプル写真のシャッタースピードは1/5000秒。
高速シャッターが使えるようになり、薄日の下でもF1.2 という明るいレンズが、絞り開放で使えるようになりました。
瞳優先AFとF1.2 レンズで撮影。
被写界深度浅いです。

3月に発売されたFUJI XT30は何と1/32000秒なんていうとてつもない高速シャッターを備えています。
デジタルにはフィルムにあった相反則不軌なんて無いのでしょう。

そして、最高感度が高くなった事も驚きです。
iso12800なんて、フィルム時代は夢にも考えられませんでした。
モノクロフィルムはISO1600が増感現像をしての実用限度。
広告系の写真ではカラーリバーサルは余程の事が無い限りISO400のフィルムは使いませんでした。
それが、デジタルになり、ISO800で撮影する事も可能になりました。

デジタルカメラは、昭和の終盤に生まれ、平成で大きく成長しました。
もうすぐ来る令和の時代には、カメラはどんな進歩を遂げるのでしょうか?
その第一幕は「フルサイズ」の競演でしょうか? 楽しみです。


by mash_boss | 2019-04-24 07:09 | 機材 | Trackback | Comments(1)
Commented by MRCP at 2019-04-30 11:09 x
微妙に瞳のフォーカスを外して悔しい思いをすることが多いアマとしては、のど手で欲しいです。(その辺にいる女子大生を撮らせてもらう時は短時間でさっとしか撮らせてもらえないので、手間取れないんです)
でも、お母さんが子どものこんな写真撮らないし、彼女撮りたい若者は高いカメラ買えなくてスマホだし。
プロ以外には誰が使うんだろうと考えると、撮影会が商売になる理由がわかりますねえ。
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