人気ブログランキング参加中です。CP+に「OM-D BrassEditionという、昔のOMシリーズのフィルムカメラに敬意を表して、長年の摩耗や擦り傷をシミュレートしたコンセプトモデル」が展示されたと、デジカメinfoにエントリーされています。
昔のブラックカメラはBrass・真鍮でできていたボディに、ブラックペイントを塗ってあったので、使いこむとペイントが剥げて、真鍮のくすんだ黄金色が出てきてかっこよかったです。
そういう点では、私のPEN Fも味がでてきました。
ただし、ブラックペイントが剥げるとアルミが出てきます。
このPen F、一時はOM-D EM1MkⅡに変わられて出番少なかったのですが、最近は毎日ぶら下げています。
私は、カメラを乱暴には扱いませんが、宝物のようには使いません。
写すための道具だからです。
普通に使って、輝くのが道具としての真骨頂だと思います。
ピューリッツァー賞を授賞し、ベトナム戦争で亡くなった、従軍カメラマン故・澤田教一 さんです。
カメラって、こういう条件で使われて「動いてなんぼ」だと思うのです。
Nikonのカメラが一躍有名になったのは、1950年代初頭の厳寒の朝鮮戦争で凍らずに動いたからでした。
ベトナムの高温多湿や雨期、朝鮮半島の厳寒の元で、デジタルカメラって動くのでしょうか?
沢田さんの首からかけているカメラで電池を使うのは、真ん中のライカM3についている露出計MRメーターです。
Cdsを使った露出計、ボタン銀電池が必要でした。
ベトナム戦争当時、戦場でもボタン銀電池手に入ったのでしょうか?
ちなみに、このメーターの前の型、MCメーターはセレン受光素子を使っているので電池は必要ないかわりに、暗さに弱い露出計でした。
過酷な条件で使用するための、シャッターも絞りも電気を使わない機械式、フィルム機の巻き上げレバーのようなもので発電できて、一度の発電で数枚撮影できるというな補助電源付のデジタルカメラって必要なのでは・・・
ちょうど、災害の時にレバーで発電して聞こえるラジオがあるようにです。