思えば、この舞台撮影で最初に使ったカメラはEOS 5DMkⅡ,それからMKⅢ,Ⅳになり、前回の撮影からは、SONY α7 RⅡとOLYMPUS OM-D EM1MkⅡになりました。今回はPEN Fも公演前スナップ用に持っていきます。
何故、2種類のカメラを使うのか?
両方共、完全に仕事に使いこなせるシステムとして揃っていないからです。
今回の写真の使用目的では、撮影後のトリミングを考慮すると、OM-D EM1MkⅡの画素数でギリギリ。α7RⅡでは、オーバースペックです。故に、OLYMPUSには2400万~2600万画素の次のカメラを望みます。(SHARPがCESで8Kのマイクロフォーサス発表したので、画素数的には可能性は大有りだとおもうのですが?)
両方のカメラとも、ミラーレスの弱みとして、ミックス光の舞台撮影では、無音撮影にするとある条件下では、予想もしない場所にストライプの露出差が出たり、ピンスポットライトの逆光に弱かったりするのですが、観客席からの撮影なので「無音」の「魅力」には勝てません。
2本続けての公演は、初めてです。
2本で4時間は超えるので、SONYα7は予備バッテリーを多く持って行く必要があります。
バッテリーグリップ付きのOM-D EM1kⅡは予備バッテリーを1つ持っていけばOKでしょう。
もちろん、充電器とAC延長コードも持っていきます。
設定は、RAW,ISO1600,AWB,シンングルAF+MF,
露出は、この劇団の照明ではISO1600でシャッタースピード1/60~1/125,F4でOKです。但し、照明の凸凹が大きいのでRAWで撮って後で調整は欠かせません。
同じ理由でAEは全く使えません。
その他、OLYMPUSはLVブースト無し、ソニーはライブニューに露出を反映する設定にします。
レンズは、OLYMPUSはM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO,M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO.
舞台撮影では12mm-100mm スーパーレンズです!
SONYはアダプターSIGMA MC11を介して、CANON EF70-200mm F2.8L IS II USM,CANON用SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM,CANON用初期の12-24mm.
メモリーは32GBx1,16GBx3.
オリジナルの状況劇場のテント公演が盛んだった1960年台後半~1970年台中頃、写真撮影大変だったと思います。モノクロでトライXをISO1600~3200位に増感現像をすれば、写せましたが、カラーでの撮影はほとんど不可能に近かったと思います。E4現像のハイスピードエクタクロームの感度はISO200も無かったと思いますし、実用に絶えられる増感も2段位までだったと思います。