ニコンZ 7 テスト 9月30日(日)  6540


ニコンZ 7 テスト   9月30日(日)  6540_b0069507_21062989.jpg今日は、月に1度のAPA・公益社団法人日本広告写真家協会のアーカイブの作業日ですが、発売されたばかりのNikon Z7とNIKKOR Z 24-70mm f/4 S、D850、AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRをの、実戦テストの場になってしまいました。

まずは、キットズームのNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sを装着。

ニコンZ 7 テスト   9月30日(日)  6540_b0069507_21062940.jpg三脚に付ける前に、色々触ってみます。
江藤さんから説明を受ける、CANON使いの佐藤会員です。
Z7を今日初めて触ります。
普段は、EOS 5D MkⅣと5DsRを使用しています。
ボケフォト主宰者の堤会員(右)もかなりの関心です。
ボケフォトのメンバーは、オールドレンズを使う「土台」として、SONYα7系を使うメンバーが多いですが、Zシリーズも様々なレンズアダプターが発売されるでしょうから、オールドレンズの「土台」の選択肢が増えます。

ニコンZ 7 テスト   9月30日(日)  6540_b0069507_21062931.jpgカメラのセッティング中です。
Nikon使いの岡野会員がセッティング中です。
ミラーレスカメラでストロボを使ったスタジオ撮影の場合、最初にするのは、EVFに撮影状態を反映させないモードにする事です。
そうしないと、撮影値まで絞るとファインダーが暗くなってしまいます。

通常ティザー撮影に使用しているC1が、まだZシリーズに対応していないので、Nikonキャプチャーをバージョンアップして使用しました。
ニコンZ 7 テスト   9月30日(日)  6540_b0069507_21062803.jpgオートフォーカスのターゲットをオートにした場合、どこをターゲットにしているかを見てみました。
コントラストの強い部分を検知しているようです。
ニコンZ 7 テスト   9月30日(日)  6540_b0069507_21062842.jpgポスターでも、顔認識です。
藤原紀香を選ぶか、山田優を選ぶか・・・
一瞬迷いましたが、このカメラは山田優を選びました。
藤原紀香の方が、眉毛も左右あるのに・・・
Z7は山田優の方が好み? 
ニコンZ 7 テスト   9月30日(日)  6540_b0069507_21062705.jpgこういう被写体では、こんな部分を検知しています。
複写でも、置きピンで写さないでAFで写した方が、気づかずにわずかにピントがずれた場合でも救われます。
ニコンZ 7 テスト   9月30日(日)  6540_b0069507_21181173.jpg次に、Fマウントの現役レンズAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRと少し前のレンズですが、名レンズと言われるAi AF Zoom Micro Nikkor ED 70-180mm F4.5-F5.6DをアダプターFTZを介してテスト撮影をしました。
名レンズ70-180mmマクロは果たして、4575万画素にどう答えるか?
一方、大三元レンズと言われるFマウントレンズAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRは、Z7と組むとどういう結果をだすのか? 興味津々です。

ニコンZ 7 テスト   9月30日(日)  6540_b0069507_21181234.jpgD850とAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRの本来の組み合わせでも撮影をしました。
ニコンZ 7 テスト   9月30日(日)  6540_b0069507_21181272.jpg撮影結果を見比べます。
中央では、Nikonカレッジの講師でもある石田会員がレンズによる違いを確認中です。
ボケフォトの岡本君も気になるようです。
Nikonの説明によると、Z7の絵作りは最近の傾向(インスタ映え)にあわせて、若干派手にしてあるとの事です。
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRをD850とZ7に付けて写すと、D850ではビビットにして、その他若干修正するとZ7に地下づきます。

総合的な性能は、やはりミラーレス用に設計されたZレンズ、NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sが高評価でした。
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRも実用上は問題ありませんが、Z用の24-70mmより大きいのが難点です。
名レンズ、Ai AF Zoom Micro Nikkor ED 70-180mm F4.5-F5.6Dは4570万画素には若干非力でした。
この他にも、新たに回析現象を電子的に解決するモードがZシリーズにあるので、それも試しました。
今日の撮影条件では多少効き目がありました。
これは、別の条件で試してみないと何ともいえません。
ニコンZ 7 テスト   9月30日(日)  6540_b0069507_21063042.jpg本来のアーカイブ撮影ですが、今日も何点か、スキャナーではNGな作品がありました。
ポスターのCの部分が金色のメタリックです。
スキャナーでスキャニングすると、黒くなってしまいます。
単純に複写しても、黒くなってしまいます。
ニコンZ 7 テスト   9月30日(日)  6540_b0069507_21063010.jpgそこで、ポスターの裏の白を使って写り込みを作ります。こんな感じで撮影をします。
ニコンZ 7 テスト   9月30日(日)  6540_b0069507_21063094.jpgこちらのポスターは、ロゴがメタリックになっているので、やはり写り込みを作って複写です。
ニコンZ 7 テスト   9月30日(日)  6540_b0069507_21062906.jpg台風24号が接近中なので、アーカイブ作業は早めに終了しましたが、岡野君はミニカーを被写体に、Z7と愛用のAi AF Zoom Micro Nikkor ED 70-180mm F4.5-F5.6Dの組み合わせでテスト撮影をしました。
このミニカーは、岡野君のテスト撮影の定番のようです。

本日の結論は、Zレンズがなくても、手持ちのFマウントレンズシリーズ(なるべく新しめのモデル)で、十分使えます。
でも、これから揃っていくZレンズのSラインはそれを超える性能のレンズになると思うので、できれば専用レンズの方が高いパフォーマンスを得られると思います。
特にレンズの「大きさ」では、Zシリーズが有利です。
このカメラ、Eos R,LUMIXのフルサイズ、従来のSONYα7シリーズと、この秋から来年の春過ぎまでにフルサイズカメラの選択幅が増えましたが、ユーザーは悩みます。


by mash_boss | 2018-10-01 07:13 | 撮影 | Trackback | Comments(2)
Commented at 2018-10-01 22:01
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by mash_boss at 2018-10-02 03:18
salgodouさん、ご指摘ありがとうございます。訂正しました。
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