お薦め写真展  9月18日(日)  6527


お薦め写真展  9月18日(日)  6527_b0069507_02005826.jpg今日は、最近拝見した、お薦め写真展を3つ。
最初は銀座シャネル4Fネクサスホールで開催中の立木義浩写真展・Yesterdays黒と白の狂詩曲。
私の拙い写真展のギャラリートークに2度もお越しいただいた、大好きな立木さんの写真展です。
これは、立木セオリーの写真展です。
嫌、セオリーというより、立木節の写真展です。
本物の「感性」とは何かを見せつけられます。そして、改めて、立木さんの写真、スナップに関する一貫性が実感できる写真展です。
立木さんのスナップ、女性写真かっこいいです。
こんな写真展を拝見すると、立木さんに2回もギャラリートークのお相手をしていただいた事、穴があったら入りたい気持ちです。

立木義浩写真展・Yesterdays黒と白の狂詩曲。
開催場所:東京・銀座・シャネル4F ネクサスホール
開催期間:2018.9.1~9.28
開催時間:12:00~19:30 無休無料

次は品川のキヤノンギャラリーSで開催中の
第127回展 川田 喜久治「百幻影-100 Illusions」です。
川田さんの作品を最初に見たのは、アサヒカメラ誌上だったと思います。
川田さんは今年85歳の日本を代表するシリアスフォトグラファーであり、コンセプチュアルフォトグラファーです。作品は東京国立近代美術館、東京都写真美術館、ニューヨーク近代美術館、サンフランシスコ近代美術館、テート・モダン、ボストン美術館などにコレクションされています。
氏の作品は、他の写真家と異なる独特の視点をお持ちで作品は、シャープですが時にして難解です。
今回の写真展は「川田氏の作品群の中から『ロス・カプリチョス』と『ラスト・コスモロジー』を再編し、タイトル『百幻影-100 Illusions』のもと50点ずつ計100点を展示致します。」というもので、わかり易くストンと腑に落ちるものと、難解な作品が織り混ざって展示されていて、川田ワールドです。
川田さんの作品を写真展として見たのは、撮り下ろしの2013年のライカギャラリー「Unknown」以来です。
このチャンスを作ってくれたキヤノンに感謝です。

第127回展 川田 喜久治「百幻影-100 Illusions」
開催期間:2018.8.31~ 10.11
開崔時間:10:00~17:30 休館日:日曜日・祝日 無料

最後は東京都写真美術館の3F 
「TOPコレクション たのしむ、まなぶ 夢のかけら」です。
「この展覧会は、大人と子供、さまざまな立場の人たちが見たものや感じたことを自由に語りあって、作品の見方を深めていく、そんな光景が自然と生まれてくることを 目指しています。作品から読み取り、感じ取ることのできる数々の夢や想い、それから過去の記憶。想像力を働かせ、感覚をクリアにして、数々のイメージを体感し、その魅力を探してみてください。答えは一つとは限らず、きっと大人でも子供でも、楽しみや学びを新たに見つけることができるでしょう。」との序文にあるように、様々な名作を拝見できます。「お勉強」のできる写真展です。
我々が、デジタルカメラで気楽に写真が写せて、表現できるのも、このような土台の上でできるのだと、確信しました。
イロイロな表現や感性というものは、個人では無く人類として時代時代に引き継ぐDNA見たいなものがあるのではと思いました。
東京都に税金払っていてよかったです。

出品作家 50アーティスト (順不同)
ジャック・アンリ・ラルティーグ、マーティン・ムンカッチ、名取洋之助、土門拳、植田正治、林ナツミ、ジュリア・マーガレット・キャメロン、井上孝治、長野重一、牛腸茂雄、桑原甲子雄、蔵真墨、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ロバート・フランク、ジョセフ・クーデルカ、レイ・K.メッツカー、ロベール・ドアノー、山田實、荒木経惟、本城直季、渡辺義雄、ニコラス・ニクソン、ナダール、エリオット・アーウィット、ウィリアム・H.マムラー、W.ユージン・スミス、井手傳次郎、ギャリー・ウィノグランド、マーティン・パー、中山岩太、岩合徳光、フェリーチェ・ベアト、ダイアン・アーバス、瑛九、恩地孝四郎、竹村嘉夫、坂本万七、入江泰吉、今道子、岩宮武二、篠山紀信、ハロルド・ユージン・エジャートン、石田尚志、濱谷浩、木村伊兵衛、川内倫子、川田喜久治、宮崎学、山崎博、緑川洋一

開催場所:東京都写真美術館
開催期間:2018年8月11日(土・祝)~11月4日(日)休館日:毎週月曜日(ただし、9月17日(月・祝)、9月24日(月・振休)、10月1日(月)、10月8日(月・祝)は開館、9月18日(火)、9月25日(火)、10月9日(火)は休館)
入場料金:一般 500(400)円/学生 400(320)円/中高生・65歳以上 250(200)円 
開館時間: 10:00~18:00(木・金曜は20:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで



by mash_boss | 2018-09-18 06:21 | 写真展 | Trackback | Comments(0)
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