EOS R発表会。
目指すは「進化」と「拡張」のようです。
発表会初日、混んでました。
カメラに触るのに、40待ち!!の表示も。
でも、プロ向け招待状の威力で、別室でゆっくりと見られました。
EOS R、確かに良くできています。
新しいR用のレンズは、レトロフォーカスの呪縛から開放され、小さくなりました。
フランジバックの短さは、広角系レンズに効果があるでしょう。
EFレンズをアダプターを介してRに装着しても、AFのスピードは変わりません。さすが純正です。
Rレンズで1番気にいったのは、絞り操作リングがレンズ側に新設され、レンズでも絞りが変えられるようになりました。
この機能はEFレンズをRシリーズのボディに使う、4種類あるアダプターの一つにも付いています。
バッテリーは5D Mk Ⅳと一緒です。良いことです。
細かい事ですが、バッテリーグリップに入れるバッテリーマガジンのバッテリーをロックする方法が、5D Mk Ⅳから改良されました。
でも、きになる事もいくつかありました。
先ず、撮影モード変更がダイヤル直接でなくなった事。
ティザーに使うUSBがType Cになりました。
両方ともCANONの一眼レフユーザーとしては、ちょっと面倒です。
特にUSB。5D MkⅣと5DSはMicroB、時々使う5D MkⅢは別のタイプと併用するには3種類のコードが必要です。アシスタント君達要注意ですよ!
そして、やっぱり残っていた「ミラレース」ならではのEVFの問題。
ミラーレスカメラ共通の問題ですが、メーカーによって差があります。
当然、CANONもそこは気づいていて、改良はされていくでしょう。
MASHの仕事では、一眼レフとミラーレスは、それぞれの特徴を生かして使い分けするのがベターでしょう。
そこは、CANONもわかっているようで、一眼レフの開発は止めるとは言っていません。Nikonも同様です。
レフレックスの最高峰と、ミラーレスの両方をもっている、強みをどう生かしていくか・・・
そういうメーカーは、世界でCanon、Nikonの2社だけです。
レフレックスとミラーレス、All or Nothingではありません。
CANONがやがて出すであろう、このカメラの上位機種がMASHとしては注目です。
CANONの発表会に行く前、銀座に出たついでにNikonに寄り、Zシリーズを触ってきました。
こちらも、良くできたカメラでした。
写真は、マウントアダプターを介してNikon Fマウントの24mm~70mm F2.8を付けたNikon Zです。
限られた条件でしたが、EVFはきれいでした。
ニコンのプロ担当が自信を持つ事、納得です。
「ミラーレス」ならではの問題は、試する条件ではありませんでした。
こちらのカメラも、アダプターを介しての、これまでの一眼レフ用のレンズのAFスピードは問題ありません。
ただし、試してみたのは最新の一眼レフ用レンズです。
Nikonは、Nikon FマウントのAF仕様はいろいな方式のレンズがあるので、全てのレンズでスムーズかは不明です。
USBはNikonもType Cでした。
OLYMPUSのOM-D EM1 MkⅡもType Cです。
これからは、Type Cが主流になるのでしょうか?
さて、Panasonicのフルサイズミラーレスの「噂」も出てきて、今年の冬から来年前半はカメラ史上歴史に残る半年になるのでしょうか?
CANONの東京の発表会は、15~16日の三日間。場所は品川のキャノンマーケッティングの本社です。
その後、全国を回ります。