人気ブログランキング参加中です。今日は、1年で1番大切な撮影でした。
某企業の入社式後の集合記念撮影です。
30年近くも続いている撮影です。
最初の頃はカメラは4x5で、フィルムはカラーネガでした。
カメラの前板を少しアオリ、前列から後列までピントが来るようにして撮影していました。
一生に1回の入社式の記念撮影、撮影する方も、普段の広告写真撮影より緊張します。
社会人のスタート写真、失敗するわけにはいきません。
現像が上がってくるまで、ドキドキでした。
やがて、デジタルになり、特にティザー撮影になり、その場で結果がるようになり、撮影での事故の可能性は皆無になりました。
目つぶり対策もフォトショップで首のすげ替えができるので、ほんとうに楽になりました。
今日のカメラは、こんな感じです。
上のカメラが本番用です。ピントはライブビューで慎重に合わせ、撮影中はフォトグラファーの池嶋君がMacで画像を確認します。
この撮影、最初は全部私がやっていましたが、ここ何年かは写す方に専念しています。
池嶋君が調整中のカメラでは、ライブビュー画像をWi-Fiで、iPadにリアルタイムで飛ばし、営業の北川君がそれを見て新入社員の並び方や手の位置、幹部の方達のネクタイ等をチェックします。
私は、脚立の上から大きな声で「入社おめでとうございます。それでは5枚撮影します。目をあけてレンズを見て下さい〜・・・」と撮影開始。
目つぶりを考慮すると、3枚では少ないし、5枚が限度です。
一気呵成に撮影をしないと、だれてしまいます。
あっというまで終了です。
準備万端のおかげです。
持って行く機材はそれなりに多くなります。
まず、1年に1回使う「ひな段」3段分。レンタルです。
ストロボは、ブロン2台3灯。
センチュリーや三脚、脚立等です。
やはり、ワンボックスのキャラバンは欠かせません。
カメラは、CANON 5DMkⅣ。
レンズは24〜70mm F2.8です。
5DMkⅣになって、レンズ選びはますます、厳しくなってきました。
MkⅢでは、どうにか使えたレンズも、3000万画素になるとちょっと厳しくなります。
高画素のカメラの性能を100%引き出すには、良いレンズが・・・
デジタル時代のフォトグラファーのお財布、いつまでたっても楽になりません。
こういう撮影、スーツとはいきませんが、ジャケット着用です。
写真館のフォトグラファーはスーツにネクタイがユニホームですが、広告系はスーツは着慣れていないので、ジャケットでご容赦を・・・
今年最後の桜の写真です。
お濠の桜も半分以上散っています。
自宅の近所の桜は、新しい緑の葉がたくさん。
新緑の季節です。