今日は2009年が中心・・・   4月29日(土・祝)   6027

本日は、月1回のAPA・公益社団法人日本広告写真家協会のアーカイブデーでした。
広告写真は消費される写真です。我々の先輩、同僚が撮影した写真を使ったポスター等の広告作品は、我々フォトグラファーがアーカイブしなければ残りません。
「広告は時代を写す鑑である。」現在リニューアル休館中の東京汐留のアド・ミュージアム東京に掲げられていた言葉です。
我々が制作に協力した広告作品は、時代を経るとそれを制作した時代の様々な情報を得る元にもなります。その情報は、今の我々には想像もできないものかもしれません。
APAは日本の広告写真のアーカイブをつくり、我々の歴史を記録するとともに、将来、広告写真を目指す若い人達や広告を研究する人達の役にたちたいと思います。
その、第一歩が広告作品の複写によるデジタル化です。
デジタル化したオリジナルポスターは、写真の町・北海道・東川町が保管をしてくれます。
コマーシャルフォト誌の協力で2012年9月から開始したこの作業、これまで3600以上の作品をデジタル化し、3400以上の作品を東川町が収納してくれました。

今日は2009年が中心・・・   4月29日(土・祝)   6027_b0069507_3135959.jpg本日は、長尺デーでした。
デジタルになって、印刷ではなく大判プリンターを使った「出力」といわれる、プリントによるポスターが作られるようになりました。
印刷ですと、印刷機と印刷用紙の制約で印刷できる大きさの規格は決まっていますが、プリントだとその自由度は高まります。
大判プリンター用のロール紙を使った長尺ポスターが、2000年代の初期の頃からでてきました。
長尺ポスターの複写には、人手が必要なので通常は避けているのですが、今日は参加者が多かったので、たまっていた長尺ポスターの複写をしました。本当は長いポスターを切らずに撮影したいのですが、撮影装置の都合上、B倍サイズに切って撮影するしかありません。
写真は、本日一番長かったポスターです。B倍4枚分、1.03mX5.824mのポスターです。
今日は2009年が中心・・・   4月29日(土・祝)   6027_b0069507_412653.jpg撮影順番待ちのポスターです。
本日は2009年のポスターが中心です。
最初は、デジタル化したポスター類は捨ててしまう予定でした。ところが、作られた年代や技術で「紙」といっても多種多様で、オリジナルを残す必要性を感じました。
特に「出力」用紙は、紙の厚さ、光沢、マット、半光沢と様々です。
問題は、オリジナルを保存する場所です。そこに名乗りをあげてくれたのが、北海道の写真の町・東川町でした。
今日は2009年が中心・・・   4月29日(土・祝)   6027_b0069507_49552.jpgAPAが既製の製品を改良してつくったB倍複写装置です。
ホワイトボードのように見えますが、静電気で紙が貼り付くようになっている装置です。
静電気だけでは貼る力が弱い場合は3Mの両面テープ 561Wの力をかります。
本日は88枚をデジタル化しました。
今日は2009年が中心・・・   4月29日(土・祝)   6027_b0069507_4235410.jpg作業をするとお腹が空きます。
お昼は、いつも近所のバーミヤン。
本日は、4月13日〜5月10日限定の「しっとり赤身のローストビーフまぜそば」をいただきました。
これで税抜¥799,- 満足です。ついでにビールも飲んでしまいました。

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by mash_boss | 2017-04-30 07:14 | 撮影 | Trackback | Comments(0)
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