整理整頓    3月24日(金) 5990


整理整頓    3月24日(金) 5990_b0069507_16495186.jpg今週のMASHは、ちょと時間があるので、アシスタント君、今日の午前中はブロンの整備です。
機材をきれいにしたり、整備するのはアシスタントの大切な仕事です。そしてそれに繋がる整理整頓は基本中の基本です。
写真系学校の新卒や社会人経験者がアシスタントになって、最初の仕事は整理整頓と掃除です。
整理整頓は系統的な思考の元にもなりますし、効率アップの元にもなりますし、リスク回避にもなります。
スタジオ出身者はここは一応クリアーしています。
整理整頓は、ベテランのアシスタントになっても、フォトグラファーになっても必要な事です。
普通の社会人にとっても必要です。
ちょっと話はそれますが、十数年以上前ですがスタンフォード大の修士課程(MBAではなくMB?という資格をもっていました。そんな娘がどうしてフォトグラファーになろうと思ったのかは謎でした。)を終えたハワイ出身のジーナというアシスタントがいました。
彼女と一緒に仕事をして、凄いなと思ったのはアメリカ的ファイリングの力。撮影関係で渡したメモなども、ちゃんとファイリングされていて、私が仕事に対してちょっとした疑問や判断を迷っていると彼女の個人的なファイルのなかから、系統立てて資料を出してくれました。
日本がアメリカとの戦争に負けたのは、ファイリングと時計のせいだと言われています。それは、ジーナと一緒に仕事をしていての実感でした。
今、話題の豊洲移転問題の都庁のぐしゃぐしゃの元は、ファイリングがされていないのか、わざとしていないかのか、半藤一利さんの「昭和史」で読んだ旧日本軍の体質と変わっていないように思えます。おまけに、あんな威勢の良かった石原慎太郎元都知事ですが、内実は昔の高級将校さんと同じようだったという事が見えてきました。
だいぶ横道にそれましたが、ファイリングまでいかなくても、全ての事で整理整頓はしたいと思います。

さて、MASHのアシスタントが入社時に渡される「アシスタントの決まり事」という小冊子には、こんな事が書かれています。
アシスタントの三大基本原則は
・時間を守る。
アポイントメントや会議では、指定された時間の10分前に現地に到着すること。
・大きな声で話す。
返事や電話応対では相手が一度で理解出来るように大きな声ではっきりと話すこと。
・整理整頓
スタジオは「どこ(場所)」に「何」が「いくつ(量)」あるのかを把握しながら、誰もが「気持ち良く」利用できるように常に整理・整頓を徹底すること。

日常生活では、
・毎朝9:30までに掃除を行う。
・機材の掃除はこまめに!掃除をしながら使い方や状態をチェック!
・車は、月に一度洗車を行う。
・洗濯は、時間がある時に適宜行う。
MASHの始業は9時30分ですが、アシスタントは9時頃に出社して、スタジオの清掃をします。
ただ掃除機をかけたり、雑巾掛けをするのではなく、機材は定位置にあるか、無くなっている物は無いかなどを、注意しながら掃除をします。
トイレ掃除もアシスタントの仕事です。
洗濯は、トイレのタオルや、掃除に使ったり撮影に使ったタオルを洗濯します。
もちろん、ロケ等でこのリズムが保てない事もあります。

三大原則は、アシスタントやフォトグラファーばかりではなく、仕事をする人の基本です。


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by mash_boss | 2017-03-25 07:30 | スタジオ | Trackback | Comments(0)
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