今日は、旅の準備。
毎年、年末被災地の定点撮影に行っているのですが、その準備をしました。
2011年の年末に始めた定点撮影、震災後、すぐにでも被災地の撮影をしたかったのですが、しょせん広告屋さんの私には、ネイチャー系やドキュメンタリーのフォトグラファーのように、サバイバルしながら撮影する術も持っていなく、報道専門の同僚の邪魔になってもいけないし「写したい」という欲望だけで写していいのかと思い、震災後すぐには撮影には行きませんでした。ただ、その年に起こった事柄は、自分の目出記憶しなければと、年末に被災地に行ったのが、2011年の12月30日でした。それから、今年で5年目、1年に1回しか撮影をしないので、かえってその変わり様には驚きます。
写真は、JPS・公益社団法人日本写真家協会のニュースに2回発表しました。
来年の3月で震災から5年めになります。きっとマスコミは5周年で派手にとりあげると思いますが、年を追う事に、報道量は減っています。福島原発事故とともに風化させてはいけません。
最初の年は、日帰りで2箇所ほどの撮影だったのですが、昨年は1泊して撮影箇所も増えました。
今年は、朝早く出て撮影箇所を増やそうと思います。
今日は、グーグルマップに撮影箇所をプロットしてスケジュールを組みました。全部まわると1泊では無理かもしれません。
そして、今年は最初の撮影地、野蒜のかんぽの宿跡へ行くのですが、ナビによると東北自動車道ではなく、今年の3月1日に震災後開通した常磐自動車道から仙台東部道路経由で行くルートが示されました。
常磐道を通る時に問題になるのは、放射能です。
常磐富岡ICと浪江IC間の14.3kmは、放射能汚染による帰宅困難区域を含むエリアを通ります。
今年、3月に開通した時の雑誌によるレポートですと、最も放射能が強い地点では0.5〜1μSV/h、これは都内の0.05μSV/hの100倍の値とか・・・
エアコンの外気導入モードを室内循環モードに切り替え、窓は開けないで通行する必要があるそうです。でも、この道を通って、現実を体験したいと思います。
そしてもう一つ現実を思いしらされたのは、ホテル不足。
1月21日、東京展からスタートする私の写真展「Oled fashioned portrait 先達へのオマージュ」は2月仙台、3月札幌、4月大阪梅田とまわるのですが、展示作業と初日にはギャラリーにいようと思うのですが、どこもホテルがとりにくくなっています。インバウンド、爆買いと観光客が増える事はいいと思いますが、ホテルの数が追いついていないようです。
仕事ではマネージャーが部屋を取ってくれるので、わかりませんでしたが、今回は自分でホテルをとってみてホテル不足実感です。
特に、大阪は賑わっているようでホテルの値段が高くなっています。数年前の感覚では全くだめです。
オリンピックに向けて、観光客は増えこそすれ減る事はないと思いますが、どうなってしまうのでしょうか?
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