色が違う・・・ 続編   6月30日(火)  5227


昨日のエントリー「色が違う・・・」への、反響の大きさには、正直驚きました。
デジタルになって、10年以上たち、デジタル撮影にまつわる様々な問題は解決しているのかと思っていましたが、どうもちがうようです。
もう、10年以上も前に、APA・公益社団法人日本広告写真家協会の担当として「RGBガイドブック」の編集に携わっていた頃は、デジタルカメラのデーターから綺麗に印刷するのが、結構たいへんな時代で、色が悪いのはフォトグラファーのせいにされかれない、時代でした。色が違う・・・ 続編   6月30日(火)  5227_b0069507_61254100.jpg
そんな時代に、電通、博報堂、日本デザインセンター、電塾、MD研究会等のメンバーと、公益社団法人日本広告写真家協会等が協力して、作ったのが通称RGBガイドブックの「印刷入稿のための RGB画像運用ガイド 2003年版」 と2004年版、そして「RGBワークフローガイド 2007」です。
日本を代表する広告代理店や制作プロダクションや、写真関係の団体のメンバーが共同行動をするのは、前代未聞の事でした。
そもそも、この冊子の元は、確か「カローラ」の色・・・
東京で制作したカローラのカタログやチラシ、同じデーターを使っているのに、地方の販売店で作ったチラシでは、どうして色が違ってしまうのか・・・ という問題に直面し、その原因を調べたら写真を写した後のフォトグラファーも含めて、デザイナーや制作プロダクション、はてはクライアントにも色々問題がある事がわかりました。
大まかにいうと、同じデータを違うルールで運用していて、色が揃わない事が判明。ならば、共通のルールと環境をつくり、運用すれば同じ色が出るはず。そのルールブックがRGBガイドブックなのです。
2007年版の次の年にリーマンショックが起き、広告や広報セクションの予算と人員が減り、更に2011年に東日本大震災がおき、Webがさらに進み、印刷物が減り、環境は大きく変わりました。それらの環境の変化で、せっかくできかけたルールが継承されなくなっているのでしょう。
改めて、グラフィックのクリエイティブに関わる、全てのセクションにRGBガイドブックを読んでもらう必要をかんじました。少し年代物ですが、基本は同じ。役にたちます。
RGBガイドブック、下記のURLからダウンロードできます。
チラ見でも結構ですので、是非お読みください。


「印刷入稿のための RGB画像運用ガイド 2003年版」 はココからどうぞ。
「印刷入稿のための RGB画像運用ガイド 2004年版」 はココからどうぞ。
「RGBワークフローガイド 2007」はココからどうぞ。

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by mash_boss | 2015-07-01 07:35 | 撮影準備 | Trackback(2) | Comments(0)
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