昨日予告した、もっと危ないお話し・・・ それは、プロラボ用自動現像機。
カラーポジフィルムを現像する現像機の生産が殆ど終わっているのです。
カラーポジフィルムの現像は、モノクロフィルムの現像に比べて、はるかに工程が多く、現像温度管理もシビアです。
安定した発色と感度でポジフィルムを現像するには、精密な自動現像機が必要です。
その、自動現像機、プロラボが使うようなタイプを生産している会社が無くなってしまったようです。
日本のノーリツ鋼機という会社がE6現像機生産の最大手だったと思うのですが、その製品ラインナップからはE6現像機は消えています。もし、故障をしたら・・・
現役現像機のメインテナンスをしっかりして、故障をしたら、現像ラインを減らすときに、必要の無くなった現像機をストックしてあり、そこから部品を調達するとか・・・ これって、もうクラッシックカーの世界です。
Netで色々調べましたが、出てくるのはネガカラーフィルムの現像機、それもミニラボ用ばかりで、やっと出てきたのが掲載したCOLENTAというオーストリア製のE6現像機で、日本にも代理店がありました。
現像所の現像機が動かなくなったら・・・
その時が先か、世界で殆ど唯一といっていい、カラーポジフィルムメーカーのフジフイルムが生産終了してしまうのが先か・・・
いずれにせよ、明るい話ではありません。
参考に、カラーポジの現像工程がわかる動画がYoutubeに上がっていましたのでご紹介します。
E6現像ですが、薬品はフジのCR56を使っています。興味のある方は
ココからどうぞ。
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