ほんとうの終わり・・・  4月14日(火) 5154


ほんとうの終わり・・・  4月14日(火) 5154_b0069507_6201989.jpg昨日の「雀の会」レセプションで、堀内カラーの方とお話ししました。
始めて知ったのですがE6が生産中止になって、堀内がCR56で現像をしている・・・!
若いフォトグラファーや写真愛好家の方は何の話かおわかりにならないと思うので若干の説明です。
堀内カラーと言えば、Kodak系内式カラーポジフィルムのプロ向け現像所としては日本最大手の現像所です。(でした。?)大阪が発祥の地で、大阪、東京、京都、名古屋に現像所を展開していました。
もちろん、MASHもお世話になっていて、最盛期は1日3~4回撮影済みのフィルムをピックアップ、現像済みのフィルムをデリバリーしてくれました。
どんな優れた写真でも、堀内カラーのような、プロ向け現像所がなければ完成しない、縁の下の力持ち的というか、隠れた主役でした。
プロが使っていたカラーフィルムは殆どがポジフィルム、そのなかでも35mmのコダクロームを除いて、フジクロームが発売されるまでは100%エクタクロームというフィルムで、その現像液がE6です。
エクタクロームというのは、発色方式が内式カラーポジフィルムで、フジクロームも内式カラーポジフィルム。現像液もエクタクロームのE6でもフジのCR56でも、現像ができました。
私がプロの世界に入った頃は、プロが使うフィルムは100%近くKodakでした。ところがフジクロームが発売され、性能の良さからKodakのシェアを奪いフィルム時代の最後の方は、シェアはフジクロームの方が上だったかもしれません。現像所もフジクローム発売に合わせるように、フジは全国的にクリエイトいう現像所を展開していきました。
堀内とクリエイト、それぞれコダック系とフジ系のラボ代表としてのライバルだったのです。
そのエクタクロームの生産中止が発表されたのが2012年3月1日でした。やがては、その現像液E6も生産中止になるとおもっていたのですが、現実になっていました。
堀内がライバルだった、フジのフィルムをフジの現像液で現像する時代になったのです。現像本数が少ないので、1日の現像する回数も減り、現像の安定という点では、大変そうです。
お話しした堀内の方曰く、ポジの行く末はフジ次第・・・ フジフイルムがいつまでポジを生産するかにかかっているそうです。
ネガカラーは、まだ少し大丈夫そうです。
こんな事書いているわたしも、もう、10年位堀内にせよクリエイトにせよ行っていません。
フィルムでの撮影が無いのです。
あしたは、もっと危ないお話しを・・・

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by mash_boss | 2015-04-15 07:43 | 機材 | Trackback(1) | Comments(0)
Tracked from YOUのデジタルマニアックス at 2015-04-15 18:15
タイトル : KodakリバーサルのE-6現像は既に終わっていた( f..
コダックのリバーサルフィルム現像のE-6プロセスは既に終わっているという記事が掲載されています。... more
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