保育園問題    2月19日(木)   5101


 保育園問題    2月19日(木)   5101_b0069507_6313552.jpg今日の朝、MASHmanagementのスタイリストさんが、最近の作品を持ってきました。
このスタイリストさん、結婚して4年と少し、お子さんも3歳を過ぎて徐々に仕事に復帰しつつあります。
クリエイティブの世界。女性が活躍しています。
でも、そこにある大きな壁は出産後です。ずばり、保育園です。
保育園がたりなくて、なかなか入れずに仕事から離れていく女性クリエーターも結構いるのです。
保育園に入れても、保育時間の問題もあります。
日本の女性が抱える、結婚、出産、産後の問題は、女性クリエーターと言えども例外ではありません。
その上、フリーランスという問題があります。スタイリストさんもヘアメイクさんもフリーランス。個人事業主なのですが、スタイリスト、ヘアメイクという職種に社会全体の理解が無いのか、保育園の順番待ちでもそのままでは、不利なようでMASHも会社として協力する事もあります。
少子化問題、子供が育てやすい社会を作らなければ解決しません。
結婚して、お子さんが生まれて、日本の社会の子育ての不便さを味わうと、次の子は・・・ という事で一人でいいやという事にもなってしまいます。
「子供が生まれたら、保育園に預けっぱなしで、働ける社会を作れ」といっているのではありません。
子育てに、もうすこし優しい社会を作らなければ、少子化なんて解決しません。
どこかの首相は「美しい日本」、防衛問題では「普通の国になる」と言います。
でも、「2014年発表のOECDの加盟国の教育施策に関する調査結果をでは、2011年のGDPに占める日本の教育への公的支出割合は3.8%で、比較可能な32カ国の中で最下位。加盟国平均は5.6%で、日本の最下位は5年連続。」との事です。教育は文科省、保育園は厚生省と管轄は違うかもしれませんが、このへんを積極敵に解決しなければ、真の「美しい日本」「普通の国になる」にはなれないと思うのです。
保守系政治家は「家族」で色々面倒をみようと言いますが、今の日本では難しいのです。この問題を解決するにも、やはり子育てしやすい環境を整える必要が必至です。
子育て環境の不整備で、今日も優秀な女性クリエーターが、仕事を離れていく・・・
社会の損失です。

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by mash_boss | 2015-02-20 08:00 | スタイリスト | Trackback | Comments(1)
Commented by redbadgee at 2015-02-20 09:06
僕の家は両親が共働きで3歳くらいまでは乳母さんが、それ以降は保育園に行きました。午後4時になって友達の多くはお迎えが来て行き、夜遅くになる子供はホールに集められて保護者が迎えに来るまで待ちます。
ひとり、またひとりと帰って外も暗くなって自分が最後になると、本当に親は迎えに来てくれるのだろうかととても不安になりました。
小学校に入ってからもかぎっ子で、夜は店屋物を取りました。ひとり分ではお店に悪いので、蕎麦とかつ丼を頼みました。カツどんは時間がたってもそばのように伸びないからです。
もっと書きたいことはたくさんありますが、ずっと預けられた子供時代の思い出です。

いつ家に帰れるかわかりませんでしたから、家に帰ってから友達と遊ぶ約束ができなかったのがつらかったですね。

どうでしょう?
親の目線で考えたら保育園がない、幼稚園がない、社会復帰だといいますが、子供のことを第一に考えているでしょうか?

子育てにやさしいのは親にだけでしょうか?
子育ての環境?

難しい問題ですね。

まずは子供を一番に考えることだと思います。
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