とめてくれるなおっかさん、背なのいちょうが泣いている、男東大どこへ行く・・・
1968年の東大駒場祭のポスターです。
当時の学生運動の闘志、社会的弱者、抑圧された人々等々に人気があった、映画俳優高倉健さんが亡くなりました。

「無理がとおれば、道理が引っ込む・・・」これは、当時のベストセラー「都市の論理」の著者羽仁五郎氏の講演会で聞いた言葉です。
成熟した社会に内包される、力を背景にした「無理」。普通はそれを許してしまうのですが、当時の学生運動は「無理」を容認せず「道理」をとおそうとした戦いでもありました。
東大闘争も、そのきっかけは、大まかに言えば、医学部で九州に滞在していた学生を、東京にいたとして処分した「無理」の処分撤回とインターン制度という奴隷的制度の改革から始まりました。
日大の学園闘争は、田舎の親が一生懸命働い作ってくれた学費、日大幹部のその使い方に不正がある、経理を公開しろという、イデオロギーはあまり関係なく、素朴な義憤から始まりました。
高倉健さんの演じる任侠映画の主人公も同じく、義理や人情そして筋の世界のはずが、力を横暴的に振るう親分や力を持つ者に、勝ち負け関係無く「道理」をとおすために戦う一匹狼狼に、学生はシンパシーを抱いたのでしょう。
あるいは、任侠映画が人気が出たのは先進社会のなかに生きる男のなかに眠っていた「戦う」という本能を、少しだけ目覚ます映画だったからかも知れません。
私は、高倉健さんのファンではありませんが、それでも「グッ」と来る所があります。
ファンの皆様に、お悔やみをもうしあげます。 合掌
そして、今の政治状況、解散も決まったようですし、どこに筋を見つけるのでしょう。
政治の世界には、高倉健さん演ずるような人柄の政治家はどこに・・・

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