東京と大阪、新幹線で3時間弱。
日帰り、打合せもできますし、昔々に比べたら随分近くなりました。でも、吉本のお笑いと東京のお笑いが違うように、写真の世界でも違う所があるのです。
今日の午後は、大阪からご結婚で東京にベースを移す、ヘアメイクAさんの作品撮影の打合せ。
私の修業時代、大阪にはヘアメイクさんはいませんでした。スタイリストさんがヘアメイクを兼ねていました。それどころか、スタイリストさんも、大阪には、あまりいませんでした。
それから、何年もたちました。
少し前に、Aさんから連絡を頂き、作品を拝見。
ヘアメイクさんとしてのテクニックはいいのですが、やはりどこかが違うのです。
このままでは、東京ではあるレベル以上の仕事はできないと判断し、MASHmanagementのフォトグラファーとのテスト撮影を提案し、少しでも東京スタイルに慣れていただこうと、今日の打合せになりました。
Aさんのお話しによると、今でも、スタイリストさんとヘアメイクさんが分かれていない事もあるようです。
モデルさんのポーズも、東と西では随分ちがうのです。
そういえば、日曜日に拝見した、中村誠さんの展覧会の1950年代後半の撮影風景の説明に、コスチューム担当の、あの三宅一生さんが「メイクを直し・・・」の記述がありました。当時それが当たり前だったのか、特別だったのかはわかりませんが、資生堂の撮影でもこんな事があったのだとビックリしました。
東京-大阪、新幹線で3時間弱になりましたが、「縮まらない」部分も、まだまだあるのです。
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