何回も書きましたが、デジタルカメラになって、フィルム撮影と一番違うのは、フィルムで現像にあたる作業を自分でするようになった事です。
若い方は、知らない人もいる時代だと思うので、一度整理します。
フィルム時代、プロのフォトグラファーは、カラーフィルムで撮影する場合は、通常ポジフィルム(スライドフィルム)で撮影していました。
撮影したフィルムは、プロラボ(プロ用現像所)に出していました。自分で現像をできない、コダクロームというフィルムと、自分でも現像できるエクタクローム系のフィルム、コダック・エクタクローム、富士・フジクローム等がありましたが、自分で現像できるといっても、現像液が販売されているだけで、100%といっていいほど、プロは現像所に出していました。
同じカラーでも、普通の皆さんが使うカラーフィルム(カラーネガフィルム)を使う場合もプロ用現像所へ、モノクロフィルムも、広告系のフォトグラファーは100%、これもまたプロ用モノクロラボに出していました。ファッション撮影系のフォトグラファーはモノクロは時分でフィルム現像、プリントをし、カラーではプリントのみ、時分でする場合が、結構ありました。
デジタルになり、カメラメーカーはフィルムに当たる部分まで作り、フォトグラファーは現像所の部分を担うようになりました。
そこで、現像・画像処理ソフトのバージョンアップは、フォトグラファーにとって、とても重要な事なのです。今日そのメジャーソフトが新しくなりました。
まずは、画像処理ソフトの定番、フォトショップCCが2014番に変わりました。
CCになった意味合い、最初は、よくわからなかったですが、最近はCCの意味がわかるようになりました。
便利です。
でも、イラストレーターやインデザインは、印刷所やデザイナーさんが、CC態勢になっていなくて、困る事もあります。
さて、もう一つのソフトは、CANONユーザーには、お馴染みのEOSユーティリティーとDPPが6月26日に、メジャーバージョンアップされると発表されました。
ただし、今のところ適用機種は、EOS-1D C、EOS-1D X、EOS 5D Mark III、EOS 6Dという事なので、どちらかというと、プロ、ハイエンドアマチュア向けのバージョンアップのようです。
パラメーターが増えたり、画像を大量処理をしても処理速度が落ちなかったり、EosユーティリティーとDPPをシームレスに使えたりの改良のようです。
インターフェースもデザイン一新、アドビのライトルーム5のような感じです。
ところで、カメラ会社の現像処理ソフト、プロにはあまり使われていないのが実情です。
その壁を破るソフトに成長したか、楽しみです。
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